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発泡断熱材を吹き付けても破れない「ABSS(アビス) エアネット」とは?

ABSS(アビス) エアネット

今回ご紹介する「ABSS(アビス) エアネット」は、発泡断熱材を直接吹き付け可能な遮熱透湿防水下地材です。

強度があり熱収縮を起こしにくい特性と耐久性を持った屋根用下地材は如何なるものか。2016年6月8日(水)~6月10日(金)に開催された「KENTEN 2016」に出展された株式会社オズ・ワークさん(大阪府 高槻市)を取材しました。

発泡断熱材を吹き付けても破れない理由は●●にあった!?

最大の特徴はその網目模様です。発泡系の断熱材は施工するときに高温になります。従来のフィルム系のシートなどは熱による膨張伸縮が心配になり破れてしまう可能性がありますが、ABSS エアネットはネットを付けているため熱にも強く膨張伸縮は少ない素材となっています。

今後日本では2020年に住宅の省エネ基準の義務化が予定されています。現在でもほとんどの住宅は断熱がされていますが、これによりさらに各メーカーは断熱に力を入れることが予想されます。

そうなると今回紹介する遮熱透湿防水下地材「ABSS(アビス) エアネット」は非常に注目する建材だと思います。従来の遮熱透湿防水シートでは難しかった発砲断熱材の直接吹き付けが可能だからです。

現在 断熱材としてシェアが多いのはグラスウールなどのような繊維系のものですが、性能のよい発泡系の断熱材を採用するところも増えてきています。

また断熱と同様に効果的なのが遮熱です。特に夏の強い日射対策に性能を発揮します。断熱は熱を伝わりにくくしますが時間経過により熱は伝わってしまいます。遮熱はその熱を侵入の段階で反射させるもの。断熱材の外側で大元の熱をシャットアウトするので熱は伝わりにくいのです。また冬場には室内からの熱の放射を抑えて魔法瓶のように熱を閉じ込める効果もあります。

遮熱透湿防水下地材 ABSS エアネットは、アルミの持つ遮熱性能を利用して快適環境を実現する下地材です。ハードタイプなので下地材自体が丈夫で、タッカー留めによる破損の心配はありません。強度に優れ、壁内の湿気を積極的に屋外に排出し、屋内の結露を防ぐ効果がある頼もしい下地材です。

施工方法は屋根に向かってタッカーで打ち付けるだけ。遮熱と防水がオールインワンなので二重施工することもありません。これに直接発砲断熱材を吹き付けます。

施工上の不利な点といえば、ネットが入っている分どうしても嵩張るのでネットなしのもので通常50m巻きなのが10m巻きであるということですね!

この建材のポイント

オススメなのは? 省エネ効果が抜群で長持ちする住宅を建てたい方
一番の強みは? 発砲断熱材の直接吹付がOK!
施工の強みは? タッカーで止めるだけ!強度があり膨張収縮が少ないので扱いやすい
今回ご紹介した建材メーカー
株式会社オズ・ワーク
〒569-0857 大阪府高槻市玉川3丁目22-1
TEL072-679-1136
FAX072-679-1085
WEBhttp://www.ozwork.co.jp/
建材ダイジェスト 編集部

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