「ZIPrail®」は何が新しいのか?4種類の可動式間仕切りを比較
目次
開放感とつながりを持たせつつ、室内を分けることができる間仕切り。今回は、その間仕切り、特に仕切りをつくる・取り払うが容易な「可動式間仕切り」に焦点を当てて比較していきます。
可動式間仕切りには、主に「カーテン」「自立パーテーション」「ロールスクリーン」などがあり、手軽に取り入れられる間仕切りとしてメジャーなツールです。今回はそこに、アプリ「CLASS1 ARCHITECT PORTAL」で販売している極薄間仕切りレール「ZIPrail®」を加え、「可動式間仕切り」のそれぞれのメリット・デメリットを比較していきます。
※サービスの利用には、アプリ「CLASS1 ARCHITECT PORTAL」のインストールが必要です。
カーテン:生活感と優しい印象を与える間仕切り
引用元:RoomClip
カーテンの素材を工夫すれば、仕切りながらも奥との繋がりを感じられる優しい空間に。
引用元:SUVACO
隠したいプライベートなスペースも、サッと素早く目隠しできます。
メリット
仕切りの開け閉めが簡単
デメリット
ひだができるため、見た目のスッキリ感は低い
間仕切りカーテンの特徴としては、仕切りの開け閉めの容易さ。一般家庭に最もなじみが深いカーテンはお家に取り入れる際も躊躇なく、心理的負担も小さいです。一方でひだができるために、生活感が出てしまうのも特徴。優しい印象を与えたい空間におすすめです。
自立式パーテーション:空間をしっかり仕切る
引用元:AliExpress
蛇腹形で生まれたスペースを上手く活用して小物の飾り棚にも。
引用元:楽天
安定感を活かして、物を吊ることもできます。収納面でも役割を果たす間仕切りに。
メリット
- 機能性が高い
- 施工の必要が無く、置くだけで仕切りができる
デメリット
衝突したり、倒れたりする安全面での注意
空間をしっかり分けたい、という場合は自立式パーテーション。カーテンやロールスクリーンと違って素早く開け閉めするものではありませんが、しっかりと空間を分けられる安心感があります。また、仕切りに付随された機能性も特徴。衣服や小物を収納・掛けたり、マグネットを付けることができたりなど、ただ仕切るだけでは留まらず様々な役割を持っています。
ロールスクリーン:使わないときも生地をスッキリと隠せる
引用元:SUVACO
障子のような質感や簾風のロールスクリーンもあり、布に限定されない自由度の高さにも注目です。
引用元:RoomClip
壁とフラットになり、スッキリと見せられる点が大きなポイント。また、上下に開閉するため階段などの横幅の狭い場所で活躍します。
メリット
ひだが無く、すっきりとした見た目になる。巻き取ることで完全に生地を隠すことができる。
デメリット
- 上まで巻き上げる場合、時間がかかる
- 直線の間仕切りに限られる
ロールスクリーンのメリットは、なんといってもその無駄のない形状。カーテンや自立式のパーテーションと違い、巻き取ることで完全に生地を隠すことができます。一方で、カーテンほど素早く開け閉めできないため、頻繁に仕切りを閉じる・開ける場所にはあまり向きません。
ZIPrail®:好みの間仕切りにカスタマイズできる
空間に合ったお好みの生地を取り付けられる、カスタマイズ性の高さが特徴。レールにファスナーを通す仕様のため、ファスナーを取り替えれば違うデザインの生地を吊るすことができます。
フラットなスクリーンのため、スペースを取らずに仕切ることができます。飲食店に使用することで、通路からの目隠しとほどよい開放感を与えます。
メリット
- 取り付け部材が目立たない
- ひだがなくスッキリしている
- あらゆる物を吊るすことができ、カスタマイズ性が高い
デメリット
- 曲線の間仕切りがつくれない
- 非使用時は完全に生地を隠すことができない
そして今回、新たな間仕切りとして、「CLASS1 ARCHITECT PORTAL」で販売されたのが「ZIPrail®」です。厚み15mm、幅40mmの非常にコンパクトなレールに、お好きな生地を吊るして間仕切りにできる製品。
完全に生地を隠すことはできませんが、レール部分は存在感を感じさせないほど。また、生地にひだもできないため見た目もスッキリと納まります。日本人に馴染み深い「襖」のような間仕切りが、好きな生地でつくれるイメージです。
4種類の間仕切りの特徴まとめ
それぞれのメリット・デメリットから、特徴を纏めました。ZIPrail®は、ロールスクリーンのスッキリとした見た目と、カーテンの操作の手軽さが合わせられた製品と言えます。
間仕切りカーテン | 自立式パーテーション | ロールスクリーン | ZIPrail® | |
---|---|---|---|---|
場所の制限 | ◎ 特になし |
〇 平面・安定した床に限られる |
〇 直線の間仕切りに限られる |
〇 直線の間仕切りに限られる |
機能性 | 〇 遮光・暖房効率の向上 |
◎ 収納やマグネットなど様々な機能性を与えられる |
〇 遮光・暖房効率の向上 |
◎ 吊るす生地によって様々な機能を与えられる |
見た目のスッキリさ | 〇 カーテンのひだが存在感を主張 |
△ しっかりと存在感のあるデザイン |
◎ 完全に生地を巻き取ることができるシンプルな納まり |
◎ 生地にひだができず、シンプルでスタイリッシュな納まり |
動作性 | ◎ サッと手軽に動かせる |
△ 頻繁に動かす場所には向かない |
〇 上まで巻き上げるのはやや手間になる。 |
◎ サッと手軽に動かせる |
今回紹介した「ZIPrail®」はアプリ「CLASS1 ARCHITECT PORTAL」の「SELECT」コーナーで販売しています。また、「ZIPrail®」にスクリーンを付属した「ZIPrail® Screen」という商品は、建築家・小堀哲夫氏のおすすめ建材として「ARCHITECT」コーナーで紹介されています。下のバナーからぜひご覧ください。