街に出るとよく見かける、スケスケなあのドアの名は?
こんにちは、グッチー・ヒゲです。
突然ですが引っ越すことになりました。と言ってもマンガ・ラノベが多すぎて、床が抜けたから追い出された訳ではありません。
建材ダイジェストの編集部が、2階フロアから3階フロアにお引っ越しするんです。
その3階フロアには、ガラス製のおしゃれでステキなドアが使われています。なので今回はそのドアについて、調べてみました!
1. 名前は「テンパードア」
こちらがそのドアで、名前は「テンパードア」。髪の毛がモジャモジャしてそうな名前ですね。
使われているガラスは強化ガラスで、英語ではテンパードガラスと言うため、この名前なんですね。一般にガラスの厚みは12ミリで「フロアヒンジ」が使われています。
強化ガラスは割れるとガラス全体が粉々になり、もはやドアではなくなってしまいます。
メーカーは万が一ガラスが割れても周囲に破片が飛び散らないよう、「飛散防止フィルム」を貼る事を推奨しています。
上の写真の、床に埋め込まれている金具が「フロアヒンジ」です。扉の開閉スピードを調整し、勢いよく開いたり閉じたりしないようにしてくれます。
このようにドアを開いた状態で止めることもできる、便利な金具です。
なおフロアヒンジは水に弱く、錆びます。なので雨に濡れる屋外・浴室での使用には向いていません。
ちなみに金具一式と強化ガラス(1200ミリ×2310ミリのサイズ)だと、約13万円となります。
2. テンパードアがよく使われる場所は?
店舗・オフィス・病院の扉で使われています。
引用元 : テンパードア スタンダード型 | ドアライト(テンパードア) | 強化ガラスドア | 製品情報 | 機能ガラス素材・応用製品の提供を行う総合ガラス加工メーカー NBS(エヌビーエス)
引用日 : 2017年3月10日
こちらは店舗に使われているテンパードアの例です。取っ手が逆L字で変わっていますね。ガラスなので店が閉まっていても、店内にどんな商品があるのか道を歩いている人に見てもらえます。
引用元 : ドア 名古屋リフォーム専門店 サッシ.jp|名古屋市 » 愛知県名古屋市東区 テンパードア(強化ガラス) リフォーム
引用日 : 2017年3月10日
オフィスに使われている例です。取っ手が大きいですね。
ちなみに43年の歴史を持つ、強化ガラスドアなどの専門メーカーがありました(ハードグラス工業株式会社)。結構昔からあるみたいです、テンパードアって。
まとめ
テンパードアの正体は、強化ガラスとフロアヒンジという金具を使った商品です。
お店の出入口ドアとその壁をガラス製にすると、店中で働いている人の様子や雰囲気が外から分かります。初めて見たお店でも、中に入る心理的なハードルを下げてくれますよね。