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インスペクションできる安心の工務店になるための資格5つ調べてみた!

安心の工務店になるための資格5つ

近年、新築より安価で住まいを手に入れられる、生活スタイルに応じてリフォームできる、といった魅力から中古住宅への需要が高まってきています。

空き家が増え続ける中、国が中古住宅の利用を促そうと掲げた「既存住宅流通・リフォーム推進事業」。住宅を建てて年数が経つと、住宅ローンは残りつつも住宅の価値がゼロになるのではなく、住宅を持つ人々が生活状況に応じて売りたいときに売れる環境を作ることを目指したものですね。

そんな中で注目されているのが、「ホームインスペクション(住宅診断)」。「中古住宅を安心して購入したい」と考える消費者の中で利用が広っています。

今回は、安心してインスペクションを任せられる工務店になるためのオススメ資格を紹介します。

こんなインスペクターの資格がある!5選

インスペクションを行う「インスペクター」に関して、国内では次の資格があります。

  1. 既存住宅現況検査技術者
  2. 公認ホームインスペクター(住宅診断士)
  3. ジェルコ既存住宅現況検査技術者
  4. 北海道住宅検査人
  5. 住宅医

今回ピックアップした資格について見ていきましょう!

1. 既存住宅現況検査技術者

国土交通省「既存住宅インスペクション・ガイドライン」に準拠した講習を受け、検査に不可欠な検査方法や、サービス提供時の留意事項、関係法令に関する知識などが学べる資格試験です。登録者数が抜群に多い資格。

既存住宅現況検査技術者講習

資格名称 既存住宅現況検査技術者
実施団体 一般社団法人 住宅瑕疵担保責任保険協会
登録者数 約10,800人

※ 2016年3月末時点

対象
  • 建築士
  • 建築施工管理技士
実施場所 全国
料金 25,920円(税込)
合格率 不明
Webサイト 既存住宅現況検査技術者講習のご案内

2. JSHI公認ホームインスペクター(住宅診断士)

「既存住宅の流通にかかわる住宅の状態を診断するために必要となる建物の知識、インスペクションの検査方法、報告書作成、ホームインスペクターとしての振る舞い、不動産流通の知識などを問う試験です。

公認ホームインスペクター(住宅診断士)

資格名称 JSHI公認ホームインスペクター(住宅診断士)
実施団体 内閣府認証NPO法人 日本ホームインスペクターズ協会(JSHI)
登録者数 1,050名

※ 2016年5月末時点

対象 特に要件なし
実施場所 全国
料金 14,000円(税込)

10名以上の団体申し込みの場合、1名あたり13,300円(税込)

合格率 24.9%

※ 第1回~第6回の平均 (2009年~2014年)

Webサイト 公認ホームインスペクター資格試験要領

3. ジェルコ既存住宅現況検査技術者

こちらも「既存住宅インスペクション・ガイドライン」に基づく講習を受け、加えてJERCO独自のインスペクション基準も学べる資格です。

既存住宅現況検査技術者

資格名称 ジェルコ既存住宅現況検査技術者
実施団体 一般社団法人 日本住宅リフォーム産業協会
登録者数 165名

※ 2016年4月末時点

対象
  • 建築士
  • 建築施工管理技士
実施場所 全国
料金 24,000円(税込)
合格率 不明
Webサイト 既存住宅現況検査技術者講習について

4. 北海道住宅検査人

こちらは、北海道での住宅リフォームや既存住宅流通の新しい仕組みとして構築した「北海道R住宅システム」におけるインスペクションのために作られた資格。

北海道住宅検査人

資格名称 北海道住宅検査人
実施団体 一般社団法人 北海道建築技術協会
登録者数 116名

※ 2016年5月末時点

対象 次の要件をすべて満たす者

  • 建築士法に基づく建築士等の資格を有する
  • 既存住宅の検査経験を有し検査業務に精通している
  • 登録講習会を受講し、修了考査の合格者
実施場所 北海道札幌市
料金
  • 講習会受講料 : 10,800円(税込)
  • 登録手数料 : 8,640円(税込)
合格率 不明
Webサイト 北海道住宅検査人登録制度の概要

5. 住宅医

「住宅医スクール」の講座を全て受講し、試験に合格することで認定される資格。スクールでは、既存住宅の調査・診断・改修設計・施工・維持管理等の基礎から実践まで学びます。

住宅医

資格名称 住宅医
実施団体 一般社団法人 住宅医協会
登録者数 70名

※ 2016年3月末時点

対象  建築士 かつ 協会会員
実施場所
  • 東京
  • 大阪
  • 広島
  • 熊本

など

料金 100,000円(税込)~
合格率 不明
Webサイト スクール受講について

まずはこの2つ!「既存住宅現況検査技術者」、「公認インスペクター」

受講・受験料金から負担が少なく、認知度のある資格は「既存住宅現況検査技術者」と「公認インスペクター(住宅診断士)」の2つ!

  1. 既存住宅現況検査技術者
  2. 公認ホームインスペクター(住宅診断士)
  3. ジェルコ既存住宅現況検査技術者
  4. 北海道住宅検査人
  5. 住宅医

既存住宅現況検査技術者」については、2013年に資格が創設されてから3年間で10,800人取得人数が急激に増えている人気の資格です。「公認インスペクター(住宅診断士)」については、「既存住宅現況検査技術者」より登録者数が少なくなるものの、こちらも人気の資格です。

今回ご紹介した資格はいずれも、建築士や建築施工管理技士が取得すれば、「長期優良住宅リフォーム推進事業」のインスペクション業務を行う条件を行う条件を満たしたことになるため、是非取得しておきたいですね。

建材ダイジェスト 編集部

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