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【防犯対策】玄関にも窓を付けて!訪問者を確認できる、ママも安心の家づくり。

玄関窓

玄関側に外が見える場所があると、家の前の様子がいつでも中から確認できます。反対に、まったく見えないと家の前の様子が分からず、不審な音がしても玄関を開けて見るしか方法はありません。そんなときに便利なのが「窓」。外から中が見えづらく、防犯対策もできる方法をご紹介していきましょう!

とても便利!玄関の窓にはメリットがたくさん

玄関の窓は、玄関の前に立った人から家の中が見えるため少し敬遠されがち。ただ、いろいろなメリットがあることを知っておきましょう。

家の中から外が見えると安心

家の中にいるときに、外の様子が分かると何かと便利。例えば、バイク・車・トラックなどの音が家の前で止まったとき、インターホンが鳴る前に窓からこそっと確認できます。怪しい車なら玄関をあけなくても良いので助かりますよね。

インターホン

最近では、インターホンカメラの死角を利用する犯罪者も多いようです。一人がカメラ前に立っていて、その死角にもう一人が隠れているなんてことも…。

窓があれば、インターホンが鳴ったときにわざわざ見に行かなくても来客が誰かを確認できます。両親や近所の人など知っている顔なら、インターホンを通じて返事をしなくても、すぐに玄関をあけた方が時間がかからず待たせません。

防犯にも役立つ

玄関の窓は「太陽の光」を入れて玄関を明るくしてくれるのもポイント。光が入る玄関は、窓がない玄関よりも暗くなるのがおそいので、外から見ても「留守」だと思われにくいメリットがあります。

家に人がいるにもかかわらず侵入してくる泥棒もいますが、まだまだ空き巣のほうが割合的には多いとか。玄関が明るいと、セキュリティ対策にもなるということですね。

玄関に窓をつけると困ること

玄関の窓にはメリットもある一方で、家で暮らしている人にとって困るデメリットもあります。

外からも丸見え

窓は基本的に「透明」なもの。すりガラスなど外が見えない加工のものもありますが、そもそも外が見えないと、玄関に光・風を入れてくれる程度の意味しかありません。カーテンやブラインドをつけても良いですが、外の様子をハッキリ確認するには不向き。

透明な窓は、訪問者からも家の中が見えます。家の中から外を眺めている住人の顔も見えるので、目が合ってしまうと気まずい雰囲気に。さらに、家の前の道路から窓が近いと、大きさによっては通行人からも見えてしまいます。

泥棒が窓を割って入ってくる

不審者のイラスト

空き巣などの泥棒は戸締りをしていない家を狙ったり、「ガラス破り」の方法で家の中に入ってくることが多いのだとか。玄関の窓もガラス破りの侵入口になってしまうので、人の手が入る大きさ、人が出入りできるサイズの窓は要注意。特に、窓の内側近くに玄関ドアの取っ手があると開けやすいので危険です。

外が見えないと不安!そんなときは?

来客の顔が見たい、警察などになりすましていないかどうか家の前に止まっている車などで確認したい。ただ、完全な透明のガラスや大きくて見やすいガラスは、来客との目が合ったり泥棒に入られたりする可能性があるのでやっかいです。

安心・安全な窓ガラスを選びましょう

ガラスと一言でいっても種類が豊富。基本は無色透明ですが、「目隠し」「防犯対策」「結露対策」「デザイン性」など、目的に合わせていろいろなかたちに変えられます。

外から見えないガラス

玄関に窓をつけるなら、外からは見えないデザインのガラスがおすすめ。さらに、車の窓ガラスのように、強度の高いガラスにしておくと割れにくいので安心です。

【外から見えないガラス】

  • すりガラス
  • ステンドガラス

【強度の高いガラス】

  • 網入りガラス
  • 強化ガラス
  • ペアガラス

また、今ついているガラスに「フィルム」を貼ることも可能。割れにくいだけでなく、割られたときの飛散防止にも役立ちます。

我が家にもマジックミラー!?「熱線反射ガラス」

マジックミラーをご存じでしょうか。別名ハーフミラーともいわれており、鏡とガラスが一体化している不思議なガラスです。

マジックミラー

外側からは鏡になっていますが、内側から見ると通行人が見える優れもの。よく、ショップや会議室などで見かけますね。最近では、スマホ・携帯の画面保護シートにも利用されているようです。

マジックミラーは玄関の窓にも取付可能です。割れにくいのはアクリル製のマジックミラー。明るい外からは鏡のように見え、暗い玄関の中からはガラスのように透けて見えます。

ただ、本当のガラスのようにハッキリと外が見えるわけではないので、家庭用としては不向き。そこでオススメなのが、高層ビルなどに使われている「熱線反射ガラス」です。本当の「鏡」のようには使いにくいですが、透過率が高いので「ガラス」としては高性能。窓に顔を近づけなくても、誰が来たかをチェックできます。

熱線反射ガラスには、ガラス製とアクリル製があります。キズがつきにくく割れにくいのはアクリル製。色は「シルバー」「ブルー」が基本ですが、特注で「ゴールド」にもできるので、玄関の雰囲気をゴージャスにすることも可能です。

熱戦反射ガラスについて、詳しくはこちらのサイトで紹介されています。

窓を割られないようにする「セプロ防犯フィルム」

外の様子を見るのではなく、今ついている窓に防犯対策をしたい!という人におすすめなのが、サイバーレップス社が開発・販売をしている「セプロ防犯フィルム」。警視庁のホームページでも紹介されている、防犯建物認定部品の1つです。

万が一窓ガラスが割られたとしても、フィルム自体は破けません。泥棒が入ってくる危険が少なくなりますね。

このフィルムは透過率89%なので、通常のガラスとほぼ同じように使えます。紫外線も99%以上カット。玄関だけでなく、家中の窓ガラスにも貼りたくなるほど優秀なフィルムです。

平らなガラスにしか貼れないというのが難点ですが、割れたときの飛散防止にもなるので地震や台風など防災面にも役立ちます。

セプロフィルム等、防犯対策に役立つ製品も紹介しています。

住んでから気づく玄関の防犯

誰かが家の前にいるときや家の前で不審な音がしたとき、玄関を開けなければ確認できないのはとても不便で危険だということがわかりました。これは実際に家を建てて住んでみないことには感じないポイントなのかもしれません。

窓をつけるにしても、透過率やサイズによっては、家の中が見えたり泥棒が入りやすくなったりするという逆効果をもたらします。

来客から中を見にくくし、なおかつ中からはハッキリと顔が確認できる玄関。また、割れにくい窓ガラスで、泥棒が侵入できない玄関を目指してみてはいかがでしょうか。

建材ダイジェスト 編集部

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