日除けのすだれが金網メーカーにかかるとこうなる、小岩金網「すだれシリーズ」
これまでのすだれは竹製でその歴史は奈良時代にさかのぼります。そんななか小岩金網株式会社はステンレス製で不燃・耐久性のある「すだれシリーズ」を発売しています。
メッシュアートシステム|すだれシリーズ けごん|小岩金網株式会社
http://www.koiwa.co.jp/mesh_art/sudare/kegon.html
はじめの施工写真はこちら。ここは神社です。白色のすだれが実は金属です。
こちらは図書館で壁面に日除けとして使用しています。
次はショールームの天井に使用している例です。
このようにこれまでの使い方から進化して最近では、ファサード・エントランス・ロビーの天井や壁面の日除けとして使われています。全部で9種類あります。
1. こんごう(金剛)
シンプルな編み方で採光性が高く、照明の映える天井に使われます。シリーズの中では光や風が多く通り、開口率(目の詰まり具合)は61.5%です。重量は9.4kg/㎡になります。
2. けごん(華厳)
金属の光沢と光の反射が美しく、壁に使われます。一番採用されているとのこと。開口率は40.0%で、重量は11.2kg/㎡です。
3. あさくさ(浅草)
こちらも金属の光沢と光の反射が美しく、壁面に使われます。けごん(華厳)よりロープ・線材が細く、ロープピッチ・線材ピッチが密なデザインです。開口率は44.0%で、重量は6.8kg/㎡です。
4. あすか(飛鳥)
線が細く軽い印象を受け、天井・間仕切りに使われています。けごん(華厳)と同じデザインですが、あさくさ(浅草)よりさらにロープ・線材が細くピッチも短くなっています。開口率は44.3%で、重量は5.2kg/㎡です。
5. きよみず(清水)
開口率が21.0%と小さく視線を遮る効果が大きいので、店舗の間仕切りとして使われています。重量はシリーズの中では一番重く14.8kg/㎡あります。
6. しうん(紫雲)
けごん(華厳)同様、金属の光沢と光の反射が美しく壁に使われます。きよみず(清水)の編み地が細かいバージョンです。開口率は26.2%で、重量は5.2kg/㎡です。
7. うじ(宇治)
1.2mmの一番細いステンレス線と0.6mm(ロープ径)の一番細いステンレスロープで編まれています。開口率は37.3%です。 重量が一番軽く4.7kg/㎡で、天井に使うと照明の光が反射して映えます。
8. がっさん(月山)
ステンレス線がΩ型に加工されていて、表と裏で見た目が変わるのが特徴です。開口率50.6%と、適度な透過性があるのでファサードで使われます。重量は5.2kg/㎡です。
裏はこうです。
9. やまと(大和)
光や風がまったく通らない、開口率0%で視線を遮る壁に使われています。がっさん(月山)より密に編まれていて、重量は10.4kg/㎡です。
がっさん(月山)と同じで裏から見るとステンレス線がΩ型に加工されています。
ワイヤロープなので伸縮性があり、ひっぱって固定します。重いため複数名で施工する必要がありますが、落ちたり外れたりしない最適な取り付け方法を提案して貰えます。価格は最大サイズ3.7m×30m×7.5mm(きよみずの場合)で105,000円/㎡、納期は3週間〜数ヶ月です。
金網の可能性を金属すだれとして展開することで、芸術の域にまで達した建材ではないでしょうか。
この建材のポイント
オススメなのは? | 見た目の美しい建材でリッチで優雅な施設にしたい人 |
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一番の強みは? | ステンレスなので耐久性が高くサビに強い |
施工の強みは? | 施工手順を丁寧にサポートしてくれる |