【コーカイ日誌 : 第22話】1階の音、2階に筒抜けやん。
みなさんこんにちは、武澤です。
久しぶりのコーカイ日誌の更新でございます。
今回は福井県内の2世帯住宅のお話。さっそくいってみましょ~!
どんな背景で建てたお家なの?
今回取材したSさん(30代前半女性)は結婚を機に、夫の家族と2世帯住宅を新築。もともとの夫の実家があったものの、古くなっていたこともありハウスメーカーにて約2年前に建てました。
家族構成は義父・義母・義姉・主人・Sさん・犬2匹。棲み分けは
- 1階フロアに義父・義母・義姉・犬2匹
- 2階フロアに主人・Sさん
となっており、お風呂もキッチンもそれぞれ各フロアにあります。
重視した設計ポイントとして、家族どうしが毎日お互いの顔をみれるように、2階の居住空間にあがる階段を1階リビングを通った場所に設置。いくら世帯が違うといえども、お互いのコミュニケーションをきちんと取るという施主の想いを反映しています。
いざ住み始めると、コミュニケーション部分はクリアできたのですが、別のちょっとしたコーカイが浮上。それは…
今回のコーカイ : 1階の音、2階に筒抜け。
1階と2階の階段上り下り口にドアがないため、各フロアの音(テレビ・犬の鳴き声・話し声等)が筒抜けになりました。
「お義母さん、お義父さんが出かけていると、犬が夕方頃さみしくなるのか悲しげに鳴きだします(笑)ご飯の時も嬉しさのあまり吠えていますが。。我慢できないほどではないですが、『こんなに聞こえるんだ…』というのが正直な心境です」とSさんは言います。
対策は?
現在は1階上り口に、つっぱり棒のカーテンを設置。防音対策というよりも、エアコンの効きをよくするため義父が冬に設置しました。
いくらかマシになったとはいえ、本格的な防音対策とまではやはりいかないようです。また将来的には2階降り口に転落防止用のベビーフェンスの設置も検討中です。
リアルガチな対策方法は?
1つの選択肢として、防音室内ドアの設置が考えられます。どんな商品があるのかググってみると、いろいろ見つかりました。
1.プライベートドア(リクシル)
引用日 : 2018年6月19日
引用元 : リクシルの防音ドア|建材ストアどっとこむ
”隣室のテレビの大きな音(70db)が日常会話程度の小さな音(40db)になります。その遮音効果はなんと30db!”とのこと。なるほど、どうすごいのかよくわからない!(笑)。値段はのっていませんでした。
2.ラシッサ(リクシル)
引用日 : 2018年6月19日
引用元 : Yahooショッピング
こちらは税込39,460円でした。左吊元、右吊元の選択は嬉しいかも。防音効果は謎。
3.ECO窓ファクトリー
引用日 : 2018年6月19日
引用元 : ECO窓ファクトリー
「費用は16万円、わずか2時間で工事完了」と、施工もセットの価格が明示されているのが親切ですね。施工対応エリアも表示されています。残念ながら当物件がある福井県は対象外。
4. LiVERNO リヴェルノ(三協アルミ)
引用日 : 2018年6月19日
引用元 : 【三協アルミ】インテリア建材/LiVERNO(リヴェルノ)
70dBの音を、30dBにまで下げる防音効果をもっているようです。こちらも価格は記載がありません。
4つを見て、防音ドアの性能としては「70dB→30dB」が1つの目安だということがわかりました。
まとめ
1階につけるのか、2階につけるのか、構造上の制約はありますが、2階に設置のほうが導線的にも感情的にもスムーズな気がしますね。
Sさんが建てたハウスメーカーさんではキッチンやお風呂などすべてリクシルから選ばないといけなかったようで、上記のようなリクシル製のドアがあるなら設計担当者も提案できたはず。
それくらい図面では見えない防音対策は意外と設計提案の盲点だとわかります。
また防音ドアの施工サービス会社もなかなか見つかりません。今度はそんな特集もおもしろそうです。
以上コーカイ日誌でした!
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