基礎巾木が水でぬれ続けると致命的!?10年以上撥水する「基礎まもーる」
建物に気を配っても、建物を支える基礎に気を配る人は多くありません。そんななか株式会社ツネミは基礎巾木用塗料「基礎まもーる」を開発しています。
基礎まもーる|株式会社ツネミ
http://tunemi.shop-pro.jp/?pid=107465933
たとえばこんな基礎見たことありませんか?これらが続くと地震による倒壊可能性が高まります。基礎コンはもともとアルカリ性ですが吸い込む水や空気中の二酸化炭素で酸化する分、強度が弱まってしまうからです。
最大の特長は水は吸い込まずに湿気は逃がすこと。現在の基礎巾木用塗料の主流はポリマーセメント系やアクリル樹脂系ですが「基礎まもーる」は光触媒酸化チタンを配合したシリコン系樹脂を使用しています。硬さは微弾性で割れにくく、下地に発生するヘアクラックに追従しやすくテクスチャーもいろいろ表現できます。
施工方法ですが、コテ・ローラー・吹付けの3種類できます。
1. まず下地調整を行います。地面高より30~50ミリ土を掘り下げておきます。
2. 次に浸透シーラーを原液のまま刷毛、噴霧器、ローラー等で塗り乾燥させます。
3. A液とB液を攪拌して混ぜ、その中に顔料を混ぜます。粘土調整として、最後に清水と粉体を入れ2~3分程度攪拌します。
顔料は5色あります。下地の色によって見え方に違いがある場合があるため、サンプルの色と少し異なる場合があります。
4. 下塗りはできるだけ薄くぬり(乾燥1~2時間養生)、乾燥後上塗りをします。
施工上の注意点は、次の7つです。
- 気温が高い場合は、可使時間が短くなるため、パターン付けは塗りつけ直後に行うこと
- 施工前に必ず、コンパネ等で試し塗りを行い、仕上がり・乾燥性を確認すること
- 乾燥を確認した上、塗り継ぎ時間に注意すること
- 気温5℃以下での施工は避けること
- 工事中は、周辺の他の部材及び仕上げ面を汚損しないように養生を行うこと。万が一付着した際は、水で洗浄する
- 加水、容器、攪拌機などは、綺麗なものを使用すること
- 施工中および乾燥までの降雨、降雪は避けること
すでに基礎巾木が水を吸い込んでいる場合まずは表面を洗浄し、しっかり乾燥させます。浮き剥がれをしている場合は浮いた部分を剥がした後下地調整を行い塗ればOK。施工時間の目安は高さ50cm前後で長さ35~40mの一般住宅の場合、コテで約6時間・ローラーで約4時間・吹付けで約3時間です。
製品要綱は次の通りで、価格は20,000円(税別、送料別)です。
「おしゃれは足元から」とよく言いますが、建物だって「おしゃれは基礎から」と提案できる建材ではないでしょうか。
この建材のポイント
オススメなのは? | 家を支える基礎こそ大切にしたい |
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一番の強みは? | 10年以上続く撥水機能で防カビ・防藻 |
施工の強みは? | コテ・ローラー・吹付けの3種類から選べる |