14万個のタイルが使われている岐阜県多治見市の「スワンタイルカフェ」に行ってみた
岐阜県多治見市で磁器タイルを製造販売する日東製陶所は「タイルをもっと身近に、もっとおしゃれに」という想いから、約14万個のタイルをつかった「スワンタイルカフェ」を運営しています。実際にどんなタイルが使われているのか、行ってみました。
スワンタイルカフェ SWANTILE CAFE 岐阜県多治見市
http://swantilecafe.jp/
美濃焼卸団地を歩いて向かうと看板が目につきました。この日は茶碗まつりでたくさんの人が歩いています。
角を曲がると見えてきましたね。工房とカフェが隣接しておりカフェ正面はこんな感じです。もっと近寄ってみましょう。
カフェ入り口には、今度は正方形のちいさなタイルがありました。
通路を抜けると空間が広がります。床にもタイルが使われていますね~。
テーブルトップも箸置きもタイルです。ちなみにシェフも元タイル職人。
地元大学生とのコラボ作品ギャラリーもあります。これは蚊取り線香入れにタイルを。
隣の工房にいってみましょう。ここではフォトフレームや鍋敷きをつくれます。
タイルの9割がここ多治見で製造され、タイルは水分量によって「陶器質」と「磁器質」に2つに種別されます。水分量は土によって決まり、水分をより含む方が「陶器」でお茶碗等に使われます。スワンタイルカフェの14万個は「磁器」で建材用途として使われることが多いです。2015年5月から始めた当カフェはもともと事務所があった場所でした。日東製陶所は「何か有効活用できないか」と考え「地元の人でもタイルを知らない人がたくさんいる。タイルの可能性やおしゃれさを伝えたい」という思い、このように形にしています。タイルをもっと身近に感じられるようになるきっかけに、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
おまけ : 最近では目地の色もえらべるのだと知りました。赤色や漆喰の目地など日東製陶所では全10種類ほどのラインナップがあります。