合わせガラスに挟めない手すき和紙を、裏面に直貼りして光をあてると神秘的
これまで「和紙ガラス」というと合わせガラスの隙間にはさむパターンがほとんどで、気泡を避けるため平らな和紙を使いがちでした。デザインに制限を受けていたなか、立体感ある手すきの越前和紙を直接ガラスに貼り付けた和紙ガラス「極」を見つけました。
和紙ガラス「極」の販売・オーダーメード(切り売り)のことならデザインガラス.COM
https://www.des-glass.com/series.php?s_cd=OWG&page=1
2016年10月に発売され6種類あります(「ふううん」「うろこ」「いろは」「ゆらぎ」「しずく」「しぐれ」)。和紙は楮(こうぞ)、三椏(みつまた)を使い、職人の手すき越前和紙を使用。照明を囲んだり、内壁や間仕切りにも使え、光によって表情が変わります。
サンプルに光を実際にあててみます。
1. ふううん
太い線がランダムに入った柄です。ガラスの表面で、和紙面は裏。
背面からスマホライトで照らしました。なんだか幻想的ですね~。
2. うろこ
次は「うろこ」です。ライトアップ前はこんな感じですが…
照らすとこんな感じに。和紙繊維が力強く浮き出ます。
3. いろは
こちらは「いろは」。厚い和紙が貼ってあり光が通らないように思えますが、
ライトアップするとこんな感じに。幻想的な障子のよう。
透過率が低く、客席同士のパーテーションに使える柄ですね。
4. ゆらぎ
やわらかくゆったりした印象を受ける柄です。
ライトアップすると夜の海のようで神秘的です。
朧月夜のようです。
5. しずく
曲線が水面の波紋に見えます。
水中から水面を眺めた景色を感じます。
別世界に居るような、特別感を出したいお店に使えますね。
6. しぐれ
まるっきりガラスの部分がある柄です。こんな和紙もあることに驚き。
スマホが見えています。光源が隠れる上級者向けかも。
影も楽しめます。
ちなみに和紙が貼ってある面はこんな感じです。こちらは「いろは」。これはこれでおもしろいですね。
製作可能な最大サイズは1000mm×2000mmで、ガラス厚みは3mmと5mmから選べます。400mm×300mm×3mmの場合14,332円(税別)でガラスは強化ガラスにも変更可能。
非日常へと一気にいざなう建材です♪
この建材のポイント
オススメなのは? | 料亭のお座敷の床の間に |
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一番の強みは? | 従来の和紙ガラスでは出せない柄・立体感 |
施工の強みは? | 単位ガラスなので薄くて軽く、持ち運びが楽 |