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建材のせいでシックハウス症候群に!?シックハウスを防げるDIY壁紙。

シックハウス症候群

最近、肌寒く感じる日が多くなりましたね。風邪をひきやすい私は、すでにヒー〇テックを着ています(笑)

風邪といえば、2年前の12月新築に引っ越してすぐ、私と当時2歳だった息子が風邪をひきました。のどが痛くて咳が出るのと、鼻水がズルズル出るのとで大変。1週間ほど、からだのつらさと闘っていました。

新築に引っ越してウキウキだったのに、体調が悪くなってとても残念…。さらに、家の中をいろいろセッティングしたいのにフレッシュな気分が台無し。同じ時期に家を建てた友人に聞くと、「シックハウス症候群かもしれない」と言われました。

「それって、施工業者が悪いんじゃない?」
何も確認されてない!少しくらい対策してくれても…と苦情を言いそうに。

建築業者に家を建ててもらう人はもちろんですが、家の中をDIYで改装したいと思っていう人も、シックハウス症候群についてはしっかり知っておきましょう。

私のように体調を崩す人が少しでも減るように…、今回はシックハウス症候群について調べてみました。シックハウス症候群の対策だけではなく、シックハウス対策のできる建材もご紹介!

シックハウス症候群の【原因・症状】を知ろう

シックハウス症候群とは、さまざまな原因によって体調不良を引き起こす健康被害のこと。家の中に充満する空気・微粒子がからだの中に入り込むことで、風邪や花粉症に似たような症状が現れます。

シックハウス症候群の症状

シックハウス症候群は、同じ場所にいても症状の出る人と出ない人がいます。原因に対して、まったく反応しないか敏感に反応するか。どの程度の症状が出るかにも個人差が。

厚生労働省では、以下のような症状があげられています。

全身 : めまい・吐き気・嘔吐・頭痛・疲れやすい・肌のじんましん・湿疹・カサカサ
目 : チカチカする、涙目
鼻 : 刺激感、乾燥、鼻水
口 : 唇の乾燥、せき
のど : のどの乾燥

このような症状が出るメカニズムは医学的には解明されていませんが、なんだか風邪や花粉症などのアレルギー症状と似ていますね。私や息子に症状が出たときは12月だったので、初めは少し早いインフルエンザかと勘違いしていました。

シックハウス症候群は、家から離れると症状が軽くなったり消えたり。でも、元の場所に戻ると再発します。そういえば息子も、保育園へ行くと元気で咳も出ていなかったようですが、家の中(寝室)ではゴホゴホと咳をしていました。

参照元 : 厚生労働省
参照日 : 2017年9月23日

シックハウス症候群の原因は化学物質!?

シックハウス症候群になる原因はウィルスや菌と似て、空気中にただよう小さな微粒子や気体化しているもの。目に見えないので避けるのが困難です。DIYをする時にはホコリやゴミに注意する方も多いでしょうが、シックハウス症候群の原因はもっと細かい目に見えないものなんです。

シックハウス症候群になる1つの原因は、有害な化学物質を吸い込んでしまうこと。例えば、

  • ホルムアルデヒド
  • アセトアルデヒド
  • トルエン
  • キシレン
  • エチルベンゼン
  • クロルピリホス
  • スチレン

などがあります。家の中で、合板・壁紙・内装材・家具などの接着剤や塗料、防カビ剤、香料、防アリ剤、農薬、ポリスチレン樹脂、合成ゴムなどとして使われているものですね。

DIYで壁の張り替えを考えている方は、しっかりと下地材から確認してみましょう。また、塗料の裏書きを確認することも大事ですね。

しかし、シックハウス症候群の原因は化学物質だけではなく、家の中の空気汚染も原因の1つ。

日常生活のなかで発生するカビやダニは、十分な掃除ができていないことや室内の換気が正しくできていないことで生息・繁殖。
カビの胞子を吸い続けていると、集中力の低下・アレルギーの発症・からだがだるくなります。また、ダニがいるじゅうたん・ソファ・畳・布団などの上にいると、かゆみ・虫にさされたような跡が発生します。

室内にただよっているホコリ・糸くず・ペットの毛・花粉も原因。
部屋の中に日が差したときに見える白くて小さくてキラキラしているものが、シックハウス症候群を引き起こす可能性があるということですね。

そう、シックハウス症候群というと壁紙や天井材などに原因があるように感じてしまいますが、実際のところは住空間の汚染も大きな原因です。また、シックハウス症候群を発症する原因も様々なので、一概に「これをすればシックハウス症候群を完璧に防げる」なんてものはないんですね。

ではその中でもっとも体に悪い「シックハウス症候群になる原因物質」を確認してみましょう。

もっとも影響する化学物質は「ホルムアルデヒド」

シックハウス症候群の原因である化学物質のうち、もっとも人体に影響が大きいのは「ホルムアルデヒド」。建築材料の合板・壁紙・床・家具の接着剤などに使われているもので、気体化して人のからだに入ってしまいます。

ホルムアルデヒドは、皮膚や粘膜に対して刺激作用があり、呼吸器の障害・中枢神経障害の原因にもなります。発がん性もあるため、人体に有害な化学物質として建築基準法の規制対象に。JIS(日本工業規格)・JAS(日本農林規格)・国土交通大臣認定にもとづいて放散量が材料に表示されています。

マーク 名称 内装仕上げの面積
F☆☆☆☆ 規制対象外 制限なし
F☆☆☆ 第3種ホルムアルデヒド飛散建築材料 使用面積を制限
F☆☆ 第2種ホルムアルデヒド飛散建築材料 使用面積を制限
F☆ 第1種ホルムアルデヒド飛散建築材料 使用禁止

☆の数が多いほどホルムアルデヒドの放散量が少なく安全だということ。また、☆の数が少ないほど内装仕上げとして使うときの面積が制限されていて、飛散量の多いF☆は使用が禁止されています。

ホームセンターで購入できるような建築材料にもしっかりとF☆マークが記載されているので、DIYで壁や天井の補修を行おうと思っておられる方は購入前に確認してみましょう。分かりにくい方はホームセンターで店員さんに聞いてみてもいいかもしれません。

シックハウス症候群にならないための対策

暮らしやすく環境にやさしい家。現在の新築・リフォーム時は普通のことになったような気がします。でも、その家が原因でシックハウス症候群になるのはなーんか不満ですよね。

シックハウス症候群にならないため、施主はまず住空間の空気汚染を防止する必要があります。

しかし、これは施主の生活スタイルに依存するもの。建築会社、施工会社がなんとかできるような問題でもありません。ましてやDIYでなんとか抑えようというのは無理な気が…。

化学物質を使った建材・塗料を避ける

第一の対策は、そもそもの原因を家の中に持ち込まないこと。例えば、接着剤や塗料を使わない自然素材のものや、使っていたとしても微量なものがあります。

壁紙DIYなどで建材を選ぶときは、カタログやサンプルに表示されている等級(☆の数)をチェックしましょう。実物を使った建物を見て、目がチカチカしない・体調が悪くならないかを確かめるのも良いですね。

なかには、どうしても化学物質が使われた建材や塗料が必要な場所もあるかもしれません。でも、家の中で一番長くいる場所(リビング・書斎)や寝室・子供部屋だけでも、シックハウス症候群になりにくいものを利用するのが良いでしょう。

リフォームするならコレが安心!

では次に、シックハウス症候群への対策ができる建材を見ていきましょう!DIYで壁紙の張り替えを考えておられる方は、こういった建材を選んで使用すれば後々のトラブルも防げるかもしれませんね。

水で固まる内装左官材「シリカライム」

シリカライムは、100%天然の素材で組み合わされた塗り壁材。水だけで固まる天然水硬性石灰と、水や空気を浄化する音羽晶石で構成されています。

シリカライムのすごいところは、化学物質や接着剤を使わないだけでなく、ほかの原因となるものを除去してくれる効果が期待できること。ホルムアルデヒドの吸収・抗菌防カビ性能・湿度の調湿など、シックハウス症候群が心配な人にとって安心な機能がたくさんありますよ。

自然素材の塗壁材「AZ wall」

AZ wall

「AZ wall」も、天然素材100%の塗り壁材。特徴は、95%以上が北海道産のゼオライトで配合されていることです。ゼオライトとは、ホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着する性能にすぐれている鉱石のこと。細かい穴がたくさん開いているので消臭・吸放質性能があります。

ゼオライトのほかに配合されているのは、食用糊・スサ・色粉になる鉱石のみ。等級はF☆☆☆☆で、ホルムアルデヒド(有害物質)やアンモニア(悪臭)の吸着試験の方法・結果が公開されています。

ビニールクロス並みに汎用性が高い「Wallo」

ウォーロのアイキャッチ

上記のゼオライトに加えて、珪藻土・漆喰・断熱ビーズの塗り壁材の良いとこ取りをしたのが「Wallo」です。シックハウス症候群の心配があるビニールクロスとは違って、天然成分100%・防カビ・調湿・消臭などたくさんの機能が均一にそなえられています。

表面は、やわらかくてふわふわな触りごこち。えんぴつで落書きしても、消しゴムを使って目立たなくなるほどまで落とせる不思議な塗り壁材です。

建材ダイジェスト
 
建材ダイジェスト
https://kenzai-digest.com/wallo/
建築材料専門ウェブメディア

まとめ

シックハウス症候群は、新築の引っ越し後に注意するだけじゃなく、リフォーム後や家具の購入後、日々の生活の仕方にも注意が必要だということがわかりましたね。

シックハウス症候群について詳しく知らなかったので、我が家の壁紙には化学物質がたくさん使われているような気がしてなりません。天然素材やホルムアルデヒドを吸着してくれる材料を使えば良かった…。

今後、壁紙や天井が汚れるなどして貼り替えをするとき。また、息子の勉強机やベッドを購入するときは、有害な物質が使われておらずシックハウス症候群に配慮されているものを選ぼうと思いました。壁や天井を自分で塗り替えたい!と思ったら、シックハウス症候群対策のとれた建材を利用してみてはいかがでしょうか。

建材ダイジェスト 編集部

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