夏までに♪予算5万ではじめる【外付けロールスクリーン特集】
こんな方におすすめの記事です。
- 夏に窓から入る日差しを和らげたい。でも風景が見えなくなったり、風通しが悪くなるのは避けたい。
- 自分好みの色が選べる製品が欲しい。
こんにちは。暑いのも寒いのも苦手なMr.Tボーンです。桜が散り、夏が近づいてきましたね。夏になると気になるのが、窓からサンサンと降り注ぐ太陽の光。そこで夏の日差しを和らげる建材を特集しようと思い、遮熱・遮光製品を調べていました。取材を重ねる中で、とあるメーカーから次のような事例を教えてもらいました。
実例
4階建ての住宅兼賃貸物件。オーナーは3階に住んでおり、4階は屋上へ出るための小部屋で、学校の屋上によくある形です。 この4階と3階が吹き抜けになっており、4階部分には高窓が設置されていました。
吹き抜け部分に窓を設置すると、確かに室内が明るくなって開放感があります。しかし一方で夏になると厳しい日差しが降り注ぎ、室内を暑くしていました。
吹き抜け&高窓なので、カーテンを付けたとしても手が届かない。また電動ブラインドにしたくてもコンセントが無いため、現状では設置不可能。どうしたらいいかと相談を受けたメーカー担当者は、「外付けロールスクリーン」を提案しました。窓に入る日射量を減らすことで、室内を涼しくしようとしたのです。
この事例から分かるのは、明るく広い空間設計は確かに良いのですが、そうは言ってもやっぱり暑いのは耐えられない。それを外付けロールスクリーンなら解決できるということです。
部屋にカーテンやブラインドもついていますが、閉め切ると暗くなってしまいます。風通しもなく、じっとり蒸し暑い室内に。結局エアコンや照明が必要に。
そんなとき役に立つのが外付けロールスクリーン。DIYで設置でき、それでいて遮熱効果をもっています。
というわけで今回は「外付けロールスクリーン特集」をお届けします。夏の窓辺を涼やかに彩ってみませんか?
外付けロールスクリーン、6つの製品をご紹介
1 : 風を目で楽しめる「ソヨカ」
株式会社ニチベイの「ソヨカ」は、当製品にしかないカラーが大きな特徴です。
「バニラクリーム」や「クールシルバー」など全7色。特に上記画像の「フレッシュグリーン」と「ベリーレッド」はソヨカ独特の色合いです。鮮やかな色が風にそよいで、目を楽しませてくれますね。
機能面では日射熱を86%カットし、エアコンの電気使用量を約50%減らせます。スクリーン生地だけを交換できるのも特徴で、万が一痛んでしまった場合でも、商品を丸ごと買い換える必要がありません。スクリーン生地は、本体価格の60%です。
「ソヨカ」のデータ
- 価格 : 27,600円~ (税抜)
- サイズ : 幅500mm~2,000mm、高さ600mm~3,000mm
オーダーサイズもできます。 - カタログはこちら
また下記ブログでは、ソヨカを実際に設置した様子が詳しく書かれているので参考になりますよ↓
ルーフバルコニーをDIY改造中!ウッドパネルと外付けロールスクリーン「ソヨカ」を設置したレビュー (最終閲覧日 : 2018年4月11日)
2 : デリケートな色揃えが嬉しい「まどかぜ・シェード」
出典 : BXテンパル株式会社
BXテンパルの「まどかぜ・シェード」は、全11色のカラーバリエーションがあります。防災認定されたメッシュを使っています。
「ベージュ」と「ウェーブベージュ」、「メッシュホワイト」と「ウェーブホワイト」など、微妙に色合いが異なるバリエーションを用意。私は白系の色も好きですが、その中でも種類があるのは嬉しいです。
「まどかぜ・シェード」のデータ
- 価格 : 31,260円~ (税抜)
- サイズ : 幅1,000mm、1,500mm、2,000mm 高さ1.0m、2.0m、2.5m
- カタログはこちら
3 : 表裏で見え方変わる「アウターシェード」
2018年4月にリニューアル販売されたばかりの洋風すだれ「アウターシェード」。スクリーン生地の色はグレイ、ブルー、グリーン、ブラウンの4色。本体は5色あります。
スクリーン生地の緯糸 (よこいと) と経糸 (たていと) を、朱子織り (しゅしおり) の二重織りにしています。これにより室内からの眺望を保ちつつ、外からは室内の様子が見えにくくなりました。糸の交差部は癒着しているので、埃も付きにくくなっています。
「アウターシェード」のデータ
- 価格 : 21,600円~ (税抜)
- サイズ : 幅750~2,950mm、高さ→600~3,100mm
横幅をオーダーサイズにすることが可能。幅が2,050mmより大きくなると、スクリーン生地が2枚仕様になります。 - カタログはこちら
4 : スクリーン収納部分のカラバリNo.1「ラクシェード」
出典 : 三協立山株式会社 三協アルミ
三協アルミが販売する「ラクシェード」。スクリーン生地が6色、そしてスクリーン収納部(本体)は6色あります。今回調べた中では、本体色のカラーバリエーションはNo.1。
その他の特徴として、スクリーンを巻き上げる (収納する) スピードが安定しているため、収納時に音が立つことを軽減していることが挙げられます。
「ラクシェード」のデータ
- 価格 : 19,100円~ (税抜)
- サイズ : 幅770~2,000mm、高さ600~3,000mm
オーダーサイズもできます。 - カタログはこちら(80~93ページ)
5 : スクリーン色のカラバリNo.1「サングッドⅡ」
出典 : セイキ販売株式会社
セイキから販売されている「サングッドⅡ」は、カラーバリエーションが豊富。スクリーン生地が合計11色あり、今回ではNo.1のバリエーション数。明るい色から落ち着いた色まで選べます。本体も5色となかなか多いです。
オプションで「シャッター付金具」があり、シャッターが付いた窓にも施工できるようになっています。
紹介動画もあります
「サングッドⅡ」のデータ
- 価格 (税抜)
→規格品 : 16,600円~
→オーダーサイズ : 18,300円~ - サイズ
→規格品 : 幅910~2,730mm、高さ1,300~3,100mm
→オーダーサイズ : 幅 700~2,950mm、高さ 600~3,100mm - カタログはこちら
6 : ボーダー柄なら「スタイルシェード」
引用元 : 株式会社LIXIL「スタイルシェード」カタログ4頁
引用日 : 2018年4月19日
LIXILの「スタイルシェード」は、何と言ってもボーダー柄が特徴。外観の良いアクセントになりますね。
引用元 : 株式会社LIXIL「スタイルシェード」カタログ16、17頁
引用日 : 2018年4月19日
スクリーン生地は全部で9色。やわらかい雰囲気のラインナップで、戸建ての休日用というイメージですね。
「スタイルシェード」のデータ
- 価格 : 22,500円~ (税抜) (税抜)
- サイズ : 幅770~2,730mm、高さ1,210~3,030mm
- カタログはこちら。
まとめ
これまでにご紹介した6製品を、表にまとめました。
最安値や色の数に多少の差はありますが、重要なことは自分の好みや条件にマッチしているかどうか。それこそ色々なカラーや柄があるので、その中から選ぶのは楽しいですよ。
個人的にはソヨカの「フレッシュグリーン」と、LIXILのボーダー柄が好きです。私は緑系が好きなので、緑のボーダー柄などあったら良いなと思います。
施工費用等の情報
施工費
記事中の価格は全て製品自体の値段であり、施工費や搬送費などは含まれていません。
外付けロールスクリーンは、サッシ枠に取り付けるタイプと、壁や天井に取り付けるタイプがあります。サッシ枠に取り付けるものは施主自身が設置できますが、壁や天井に取り付ける場合は工事が必要になります。
施工は、メーカーに商品を注文してから、近くの工務店を紹介されることが多いようです。施工費は工務店によってまちまちなので確認しましょう。(数時間で設置できるので、プロに頼んでも数万円程度だと思われます。)
搬送費
搬送費用はいくらになるのか、BXテンパルに問い合わせた内容を参考として記載します(最小サイズ1000mm × 1000mmの場合)。
- 関東圏(東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城、山梨) : 2,000円/台
- その他の地域 (沖縄、離島を除く) : 3,000円/台
施工時間
外付けロールスクリーンを取り付ける時間は、概ね2~3時間となります。手馴れた人なら1時間未満で設置できるそうです。
その他注意点
外付けロールスクリーンは、1階やベランダ部分など、万が一本体が落下しても大丈夫な場所に設置することになります。
この記事の位置づけ
- #1 : 徹底特集!23種類の窓、そのメリット・デメリットとは?
- #2 : 窓の仕組みはどうなっているの?実際にバラしてみた。
- #3 : 予算10万円ならどれがお得?窓断熱の5つの方法を比較してみた
- #4 : 窓の遮光・遮熱 ← 今回の記事