光とタイルが”織りなす”、陰影豊かな立体タイル「オリナス」
こんにちは、グッチー・ヒゲです。
タイル張りの門は重厚で、高級感があっていいですね。私の家に門はありませんが、門のある家に憧れがあります。
さらに言えば、門も普通の平らなタイルではなく、個性を出したいと思っています。
そんななか向こう三軒両隣とは違う、個性的でおしゃれな門にできる、立体的なタイル「オリナス」を見つけました。
製品のご案内 オリナス|玉川窯業株式会社
http://www.tmgw.co.jp/item_lineup_tile/desgintile/item_lineup_itempege1.html
立体的なタイル、オリナス
見つけたタイル「オリナス」の施工写真がこちら。個人住宅の門に使われた事例ですね。
横に流れるようなデザインで、軽やかさを感じます。
すべて同じタイルなのに上の方は明るくて白っぽい感じ、下の方は影が落ちていて黒が強い感じがします。そんな風にグラデーションができているのもおしゃれだと思いました。
サンプルがこちら
こちらが「オリナス」のサンプルです。下側の白と黒のタイルが「Mono-chic Line」で、上側の4色が「Natural Line」です。
“折り重なるようなタイルが織りなすデザイン”を表現できるのが特徴。
「Mono-chic Line」は単色で仕上げられた見た目で、近付いてみても真っ白です。「Mono-chic Line」はモノという名前の通り、白と黒の2色のみです。
白だと美しさと高級感が、黒だとシックな重厚感がある門になりますね。
「Natural Line」は逆に自然なタイルの風合いで、色ムラがありますね。「Natural Line」のラインナップは5色です。
最初に紹介した施工写真のような、色のグラデーションが出る理由はこの立体的な形にあります。このやわらかなアーチ形状が、やわらかな光の陰影を作っているんですね。
側面にあいた穴はタイル自体の軽量化、という意味もありますが光を通して他のタイルに陰影を作るのにも一役かっています。
サンプルを斜めから見ると分かるように、マットな表面です。釉薬を塗ってあって、テカテカして光を反射するタイルとは違いますね。
表面を触ってみると、ツルツルではありませんがスベスベしています。
商品仕様
外壁だけでなく内壁でも使えます。耐凍害性能があるので、寒冷地の外壁でも安心して使えますね。
タイル一つの大きさは「Mono-chic Line」が長さ193mm・幅10mm・厚さ7〜22.5mm、「Natural Line」が長さ196mm・幅10mm・厚さ7〜22.5mmです。
上のイラストのような1ユニットとなっており、目地も含めた寸法は横300mm・縦150mmです(上のイラストは「Natural Line」)。ユニットとは、バラバラのタイルを施工しやすいようにネットを使ってシート状に固めたものです。
施工は接着剤でそのシートを下地に貼っていきます。細目地の間からネットが見えるので、接着剤も目立たないグレーを選ぶよう書かれています。
1㎡に必要なのは33.4ユニットで重量は30kgになります。
設計価格は「Mono-chic Line」が26,500円/㎡、「Natural Line」が22,500円/㎡です。
コーナー用もあるよ
90度直角に曲がったコーナー用の部材、出隅用の平らな部材もあります。なので上の写真のように出隅・入隅にもちゃんと施工できます。
タイルの盛り上がった部分が重なっておらず互い違いになっている点が、無理やり施工してるように見えないのが素敵だと思います。
立体のタイルは光と合わさって輝きますね
店舗の壁やエントランスなどにぴったり、とカタログに書かれています。
たしかにちょっと照明を落としたバーや和食料理店に合いそうだなぁ、と私も思いました。
店舗で使われるようなタイルを自宅の門に使えるなんて、おしゃれになること請け合いですね。
表札をライトアップすると、よりいっそう店舗っぽいおしゃれな雰囲気がでるだろうなぁ……。
この建材のポイント
オススメなのは? | 平らな普通のタイルとは違う、立体的なタイルを使いたい人 |
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一番の強みは? | 折り重なるようなタイルと、光の陰影が作る表情 |
施工の強みは? | 貼上げシート加工がしてある |