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外壁塗り壁材「Sto(スト)」は国内の知名度はまだ低いけど世界シェア1位♪

ガーデニングもよく似合う塗り壁のお家にしたいけど、あと一歩勇気が出ないと悩んでいませんか?
最初はきれいでも、どうせ汚れる
数年経つと、クラック(ひび割れ)する
など不安が先立つことがあると思います。

または施工する立場で、お施主様からのクレームが嫌で外壁塗り壁を敬遠していませんか?

そんな悩みを解決できる世界シェア1位の外壁塗り壁材「Sto(スト)」を紹介します。海外では超有名、日本ではまだ無名のニッチな建材のひとつ。

今後の新築計画時のスペックイン候補としてお役立ち頂ければと思います。

1. Stoの施工事例は?

まず実際に施工事例を見ていきましょう。
外壁は色に悩む方も多いですので、色もセットでお伝えします。なお、いずれも新築です。

① ブルーグレー色

Sto_ブルーグレー
こちらは人気色のブルーグレー。木製サッシや無垢床との相性バッチリですね~。

②グレー色


こちらは青森県の事例。スマートでスタイリッシュでありつつ、どこか優しさを感じます。節あり無垢の板張りもいい感じ。

③ オフホワイト色


自然素材にこだわり、ナチュラルテイストのかわいらしいお家です。断熱・気密性も高く、見た目だけでなく機能面でもハイスペックに仕上がっています。

④チョコレート色

3-5 チョコレート色の外壁_Sto
最近ではダークブラウンやダークグレーなど、白以外の人気も高まっています。”塗り壁”と聞くとつい白系を想像しがちですが、このような濃い色も洗練した印象を受けます。

北海道にも施工され、寒冷地にも強いことがわかります。

⑤ムーンダスト色

3-6.フレンチバニラ色の外壁_Sto
平屋のモデルハウスです。無垢と塗り壁を使い、ほっと一息つける心地よいフラットハウスです。

2. 世界No.1シェアの外壁塗り壁材「Sto(スト)」とは?

Stoのバケツ日本国内では2001年より株式会社カントリベースが取り扱っており、年間約1,000棟もの施工を行っています。北は北海道から南は鹿児島まで日本全国300社の工務店に利用されています。

Stoの特長は?

Stoの特長

Stoの大きな特長は3つ。

① 雨と一緒に汚れが落ちる超撥水「ロータス効果」

1.ロータス効果
「ロータス(lotus)」は植物のハスを意味します。ハスの葉は水をはじいて水滴となり、汚れの粒子を取り込みながら表面を転がります。Stoもハスの葉同等の超撥水性があり、雨が降って塗り壁表面に水滴が転がることで、塵やホコリを巻き込みながら汚れを落とします。

撥水効果はどれくらいもつの?

撥水効果は約12年(海沿いや雨の多い地域など、環境にもよります)。雨だれ部分など、どうしても汚れが気になってきた場合の塗料(ロータソン塗料)もあるので、塗り替えで撥水効果も復活。いっしょにカラーチェンジもできるため、その時のライフスタイルに合わせて楽しめます。

ついた汚れを落とす方法は?

自然についてしまう雨だれなどはこすって落とそうとしない方がよいです。理由としてロータソンは塗膜で撥水しているのではなく、無数の毛のような樹脂が隆起している表面を水分子が転がることで汚れが付きにくくなっているからです。

ゴシゴシ擦るとその毛羽立ちがなくなるため撥水効果もなくなります。結果、その部分は汚れに弱くなる恐れが出てきます。どうしても気になる場合は撥水塗料(ロータソン)の塗り替えが推奨です。

② クラック(割れ)が少ない

2.クラック(割れ)少ない
弾性のある仕上げ材と、建物の動きに追従する下地の作り方がポイント。長年培った「Sto工法」が耐クラックに優れている理由です。

塗って数年経っても本当にひび割れしないの?

推奨するSto塗り壁工法のマニュアルに沿って施工された物件であれば、経年によって割れが増えてくることはとても少ないです(年間1000棟でおよそ0.1%ほどしか不具合報告はあがってきていない)。

③ カラーラインナップは900色もある

③Stoのカラーは900色もある
調合することで900色のカラーラインナップを提供しています。
※撥水仕上げで対応可能なカラーと、対応不可のカラーもあります。詳しくはカントリーベースのカタログをご覧ください。請求はこちらからできます。

まとめ

日本の新築の場合、外壁が塗り壁のお家は10%以下

人気がないから?と思いきや、近くの本屋に行ってみると家づくりのコーナーにある、人気のインテリア雑誌(例「Come home!」)では塗り壁のお家が多く取り上げられています。

特に女性を中心として、潜在的に塗り壁を好きな人は多く、ヨーロッパなど可愛い塗り壁の建物に憧れる方も少なくありません。しかし塗り壁といえば
・割れやすい
・汚れやすい
と言ったクレームの元になるようなデメリットが先立ち、それを恐れて施工している工務店も少ないのが現状。

そんななかで今回ご紹介したStoはそういったニーズにマッチする商品だと思います。
ぜひ使ってみてはいかがでしょうか?(価格はカントリーベースにお問合せください)

Sto塗り壁工法|カントリーベース|Sto塗り壁工法・Senergy塗り壁工法・デザインコンクリート
http://www.country-base.com/sto/

この建材のポイント

オススメなのは? 塗り壁の外壁にしたい!
一番の強みは? クラック(ひび割れ)少なく、超撥水効果があり、世界シェア1位の信頼性
建材ダイジェスト 編集部

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