アクセントクロスにもおすすめ!集成材パネル「ピールドウォール」
こんにちは、ぱりすぱんです。
部屋の一面を他の面と違う色にしてインパクトを出す手法をご存知でしょうか?
キッチン・洗面所・玄関でよく見かけますよね~。この手法は「アクセントクロス」といい、施工面積の割に空間を支配するため素材選びが超重要。今回ご紹介するのはそんなアクセントクロスに使える、集成材パネルを削った「ピールドウォール」&「ブラインドパネル」です。
「ピールドウォール」・「ブラインドパネル」とは?
掛軸のように並べられ、様々な模様に加工された木の板。これが「ピールドウォール」です。大きな集成材の板を機械で削り壁材として使います。
ピールドウォール「いしがき」
まるで魚のウロコのように削られた模様でインパクト大きいですね~。壁材だけでなくて、床材やカウンター等への加工サービスもあります。サイズは高さ2420mm×幅303mm×厚み10mmで¥11,120/枚から。クリアー塗装で+3,330円/枚、着色塗装は+5,330円/枚。不燃タイプもあり、+3,330円/枚です。
床材はこんな感じです。木材は自分で提供し加工をお願いするという流れ。一部向かない木材もあるため試作後の本加工が一般的。
ピールドウォール「ちょうな」・「のこめ」
こちらの「ちょうな」はハケで所々を塗ったようなデザインで、モダンな印象。「のこめ」はどことなく和の雰囲気を感じます。
ブラインドパネル
「ブラインドパネル」はブラインドのように視線を緩やかに遮ります。特殊な模様で切り抜かれているのが特徴。素材は「ラジアタパイン」という木材を利用。ホワイトウッドとも呼ばれており、シロアリの食害や腐りやすいというデメリットはあるものの、見た目がキレイで加工しやすいことから内装材や家具などによく使われる素材です。
施工事例
店舗で使われることも多く、特に飲食店で人気があります。クリア塗装も施すことができ、色は無塗装・ブラウン・黒があります。
元々は輸送用木箱用の技術だった
創業60年という共和成産株式会社(静岡県藤枝市)は静岡というお茶が有名な土地柄にあります。元々はお茶を輸送するための木箱を主に制作していました。その木箱が時代と共にプラスチック、アルミ、ダンボールとって代わり受注量が大幅に減少。そこでこれまで蓄積してきた木箱加工のノウハウを活かして生み出したのが、この内壁材です。発売から5~6年が経過しています。
まとめ : リノベーションに適した内壁材
いかがでしたか。削り方・切り抜き方を変えるだけで、生まれ変わった内壁材でもあり、アクセントクロスとして知っておいても損はないはず。クロス張替えでは通常、下地状態で仕上がりが左右されてしまいますが「ピールドウォール」は板のため、そういった心配がありません。「ブラインドパネル」もそれ自体が壁になるため、大掛かりな工事が必要ありません。新築はもちろんのこと、リノベーションでも期待できる建材ですね。
この建材のポイント
オススメなのは? | 木の素材を活かした空間作りがしたい施主 |
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一番の強みは? | 優れた加工技術で作られた模様 |
施工の強みは? | 大掛かりな工事がいらない! |