【工場見学シリーズその(1)】井上商事 ~アルミ雨樋編~
雨樋(あまどい)といえば通常は塩ビ、ステンレス、SGP。
そんな中、アルミの雨樋があるというウワサ!
今回、アルミの製造加工の井上商事さん(福井県坂井市)の工場見学をさせていただきました!
その人気の秘密に探りますYO!
帽子をかぶっていざ出発!工場は広かった!
複数の棟があり、広かったですね~。
歩いていると、さっそく発見!!
あった!
アルミのたてとい(アルトイ)だ!!
バンドもないからスタイリッシュ!
上には軒とい(アルノキ)だ!
角型もあった!
設計士さんの要望から生まれた!
たてとい(アルトイ)と軒とい(アルノキ)が交わるところ!
建物の中も見た!!
広い敷地にぎっしりと各製品・サイズ別の押出形材や製造中の製品が整頓して並べられていました。
並べられている製品の一部の写真です。
緑色のテープは養生テープ。
アルミはやわらかいので、施工時に傷がつきやすいというデメリットも。
そんな中、井上商事さんではキズ防止のため養生テープを張って保護する手間をかけています。
こちらは軒とい(アルノキ)。前高になっており、左右で高さが違います。
長いほうが建物の外側につき、屋根から流れてきた雨を、少しでも多く取り入れる仕組み。
こちらは黒色のもの。和風建物(蔵、建物)につかわれたり、
都市景観条例に対応できるために開発されました。
切断→溶接でオリジナルの雨樋に加工!
こちらの工場は加工が中心。上の機械でアルミをナナメに切断しています。
編集長が断面を触ってみましたが、ツルツルだったそうです。
このようにナナメに切断するのは、上の写真のようなエルボ90°などを作るためだったんですね。
インナー材を排除し溶接仕様により軽量なのです。
切断後は溶接!
「溶接が一番難しい。5年でやっと一人前です」(現場リーダー)
背中で伝わる熟練の技。
溶接後のT字管!
美しいですね~。
最後は梱包され出荷!!
工場見学は梱包工程で終了。
素材の状態のアルミから、加工され製品になっていく過程を見学させて頂けました。
規格が決まっている製品のため機械での製造が中心と考えてましたが、とんでもない思い違い。
いくらIT化がすすんでも、最高の付加価値は「人の手」にあり!
この後は事務所に移動し、引き続きインタビューをさせて頂きました。
その内容は、次回の記事にて発表します!
この建材のポイント
オススメなのは? | 雨樋の見た目・変色・耐久性が気になる方 |
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一番の強みは? | 錆に強くて軽い! |
施工の強みは? | 長さが長くなるほど軽さが際立ち、持ち運び軽さで工期短縮! |