ナガイの壁紙「エコフリース」だとクロスの張り替えが不要になる!?
こんにちは、京都のklennyです。祇園祭も一段落しましたね。
さて、内装仕上げによく使われるクロス。種類は建材中でも多岐にわたり、シーズンごとに各メーカーから発行される見本帳は持ち運びが困難になるほど、どんどん分厚く立派なものになってきています。
直接触れたり目にする機会が多い建材であるため、施工側も選ぶ際にも慎重になります。そのためメーカー発行の材料見本に頼ることになりますが、大変小さく一般的に30cm四方しかありません。ですから実際に貼ってみると、別物ではないかと思うほど色味が違って見えることがあるんですよね。照明や日照の当たり方で印象がガラリと変わることもよくあります。
クロスの耐久性は特に重要で、セロテープの使用が汚れ変色の原因になったり、押しピンでサビが残ることもあります。他にも鋭利なものによる引っかき傷、掃除機が当たることによる出隅部分の破損など、悩ましい問題がたくさんです。
これらの問題解決!?環境壁紙「エコフリース」
この環境壁紙「エコフリース」は、クロスをはがす手間が減ります。なぜならば、塗替えができるから。
先に述べましたクロスの汚れ・劣化は、日常のメンテナンスによりかなり維持できるものの、塗り直しで対応できるメリットは大変大きいです。
建物のリニューアル工事を行うときは、クロスを剥がし新クロスを貼るというのが一般的。ただクロスを撤去すると下地ボードも結構な勢いで剥がれてしまいますので、下地補修が必要になります。それを考えると塵埃や廃棄物が少なく、お手軽な模様替えができます。
クロスにへこみが無いのであれば、塗るだけで傷も目立たなくなりますが、へこみがある場合にはへこみ部分をパテ処理する必要があります(ただし濃い色での塗装は2度塗りが必要になる点には注意が必要)。クロスの傷にはパッチワーク処理(同色のエコフリースを切って傷に貼る)という手もあります。塗装には「水性エマルジョン」の塗料を使いましょう。オールペイントは一度塗ると上塗りが難しくなりますし、ペンキではエコフリースの特徴である吸放湿性が弱まってしまいます。また塗り替えは水性エマルジョンで10回程度まで、というのも留意点です。
実は大変な塗装工事
引用元 : 環境壁紙 エコフリース | 株式会社ナガイ
引用日 : 2016年7月28日
ペンキをいきなり塗っていく方はいないと思いますが、手順としてはまず家具等を全て撤去して養生を部屋全体に行います。
特にペンキの塗り分け部分・天井と壁の取り合い部分(入り隅)・床と壁の取り合い部分・床と巾木の取り合い部分のマスキング作業は慎重に行います。あと、コンセント・壁スイッチ部分・壁取り付け照明・建具周り・カーテンレールの周りのマスキングも忘れず行うことが大事です。(※ 後付のカーテンタッセルのタッセル掛けや絵画・時計をつけるためのフック等はできれば一旦撤去し、塗装工事後に再設置を行うのがベストです)
このような事前準備が工事の大部分を占めるため、均一に塗る作業はやはりプロにはかないません。DIYが好きな人は別として、塗装工事自体が容易になり敷居が低くなったとはいえ、職人さんにお任せすることをおすすめします。
環境壁紙「エコフリース」のターゲット
個人住宅ではなく、頻繁に入居者が入れ替わる賃貸住宅への訴求が念頭にあるようです。賃貸住宅のほかにも、定期的なリニューアルで商品価値を維持することが必要な店舗向けにも有効だと思います。
以上、Klennyでした!
この建材のポイント
オススメなのは? | 賃貸住宅のオーナーや店舗のオーナー |
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一番の強みは? | 水性エマルジョン塗料で塗り替えができる |
施工の強みは? | 紙の伸縮がほとんどないので糊付け後すぐに張れ、張りかえによる廃棄物が出ない |