施工写真 記事を探す
公開日

ウッドデッキをDIYって実際どうなの?プロに聞いてみた。

ウッドデッキをDIY!

私が小学生の頃、実家にウッドデッキができました。

「自分の部屋以外の遊び場が増えた!」と当時は大喜び。日向ぼっこをしたり、本を読んだりして友だちとよく遊んでいました。

ふと、「結婚後に新築した我が家にもウッドデッキがあれば4歳の息子と今まで以上にたくさん遊べるのではないか…!日向ぼっこしながら本を読んであげたいな~と思い、「ウッドデッキ DIY」なんて調べてみると情報がまぁ出てくる出てくる。

でも、色々な意見があって、どの情報を参考にすれば良いかわかりません。調べてDIYするのはいいけど、失敗はしたくないですからね…。

ところで、私の父親はエクステリア施工の会社を経営しており、実はウッドデッキも施工できます。

そこで今回は、施工のプロである父親にウッドデッキDIYのポイント・長持ちさせるコツについて、聞いてみました!

ウッドデッキの作り方~準備~

父親に聞いてみても、やはり最初の準備が肝心だそうです。手順を想像して、そのイメージ通りに作れた時の感動・達成感がDIYの醍醐味なのかもしれませんね。具体的にみていきましょう。

設計

設計

「ウッドデッキでアレがしたいな~」「家の雰囲気と合うのはこんなウッドデッキかな~」

と、まずはどんなものを作りたいかを想像して簡単にスケッチしてみましょう。フェンスやステップ(階段)をつけたいなら、それに合わせて材料も多く調達する必要があります。その図から、「幅・奥行・高さ」を決めて図面を作成。参考図面が無料でダウンロード(株式会社リーベ)できるホームページを利用するのもアリです。

でも、図面ってなんだか難しそうですよね…。

わたし
こんな難しそうな図面、一般の人も見て分かるの?

プロ(父)
DIYerなら分かっておきたいところ!図面を作るのもDIYでは大事だし、参考サイトのものも丁寧に作られてると思うよ。

DIY(D:どうなっても・I:いいから・Y:やってみよう)ではなく、しっかりと図面を作るのが大事だそうです。

アドバイス その1
DIYでも、DIYだからこそ、図面作製は綿密に。

木材選び

図面完成後、必要な木材を調達。天然木人工木(樹脂木)の2種類があり、耐久性に優れているものや加工しやすいものなどがあります。

それぞれ利点があるので1つに絞るのは難しいかもしれません。価格をおさえたい・長持ちさせたい・作りやすいものがいいなど、どんなDIYをしたいかで決めるのが1番だと個人的に思います。

そこで、それぞれの特徴をまとめてみます。

【天然木】
・ハードウッド:密度が高く耐久性に優れている・堅い・重たい・高価
・ソフトウッド:やわらかく加工しやすい・防腐塗装が必要・ハードウッドより耐久性が低い
【人工木(樹脂製)】
・腐らない・色褪せない・シロアリに侵されない

あるサイトでは、「ウッドデッキなら天然木!」と、樹脂製の木材は考えられない!というニュアンスで表現されていました。実際、公共施設のウッドデッキの多くがハードウッドだとか。天然木を使用すると、本物の木のぬくもりを感じられるのが特徴です。

でも、天然木は重たい・硬いなどのデメリットが多く、こまめにメンテナンスをしないとかならず腐っていきます。

わたし
やっぱり天然の木の方がいいのかな〜。でも本物の木って加工が難しそうだけど…。

プロ(父)
天然木は確かにいいんだけど、あれは重たいし、自分でカットして施工するのは大変だね。素人なら樹脂製の木材を使うのがおすすめかな〜。

アドバイス その2
DIYビギナーなら天然木より樹脂製がおすすめ。

樹脂製

こちらは、父親の会社で施工している樹脂製の木材、LIXILの「樹ら楽ステージ」
実際に触ってみましたが、天然木と比べてはるかに軽かったです。カラーやデザインがいろいろあるので、ウッドデッキのデザインの幅が広がりそうですね!

「絶対に樹脂製が良い」とは言いきれませんが、毎年のメンテナンスができない人や長くキレイに使っていきたい人には天然木は向いていないのかもしれませんね。

わたし
1個1個が軽いし、なんだかパズル感覚で作れそう〜。

プロ(父)
昔はレッドシダー(天然木)のウッドデッキばかり作っていたけど、それが腐っていることに悩んでいる人が多くて、今は樹脂製の人工木で張り替えることが多くなったな~。

アドバイス その3
天然木から樹脂製に張り替える人は多い。

道具・資材調達

道具調達

ウッドデッキ作成に使う道具は、以下のものがあります。

ドリルドライバー・インパクトドライバー
ノコギリ・電動丸ノコ・ヤスリ
水平器・角度定規・サシガネ・スケール
ビス・キリ(下穴用も)

このほかにも、電動工具を使うための延長コード電源、ウッドデッキの設置場所を確保するために使うスコップなどがあります。

電源は家の外についているかもしれませんが、忘れがちなのが延長コード!ちゃんと準備しておかないと「工具まで届かない・・・!」なんてことに。

さらに、防腐のための塗料や基礎のための束石(つかいし)も準備。木材カット・目印に使うえんぴつなど。ケガをしないための軍手も必要ですね。なくても困らないかもしれませんが、日焼け止め&帽子で紫外線対策も万全に!

※束石(つかいし)とは:木造建築の床束などの下に据える石。玉石・コンクリート-ブロックなど。束受け石。ウッドデッキの場合、柱の下に設置されている石です。

わたし
木材や塗料はネットでも買えるけど、ホームセンターとネットだとどっちのほうがいいんだろう?

プロ(父)
正直、どっちでもいいよ。ホームセンターで買うなら積み下ろしと運搬に自信がないと大変。材料の追加は楽だけど。ネットで買うなら運搬はとても楽だね。でも、材料が足らなくなったら近場で買うことになるから、はじめから多めに注文しておくと良いかも。余ったらテーブル・イスを作ればいいしね。
もしネットで買った塗料が不足して近場のホームセンターで買い直す場合、同じメーカーのものが売っていない時があるんだよ。そうなると色味が変わっちゃうから、なるべく塗料は多めに注文しておきたいね。

アドバイス その4
ネットで買う場合は塗料を多めに注文しておく。

木材をカット

道具の準備ができたら木材を図面の寸法どおりにカット。えんぴつで罫線を引いて、カットし終わったら消しゴムで消せるようにしておきましょう。メジャーサシガネを使ってまっすぐ丁寧に。本数が多いのでとても疲れる作業ですが、正確にカットできていれば組み立てもスムーズにいきます。

わたし
カットする時には電動丸ノコを使おう!って記事もよく見かけるけど、本当にそこまで必要なの? 

プロ(父)
さっきも話してた天然木(ハードウッド)を使うなら絶対に必要!硬いからね~。

わたし
木材を切るって日常だとあまりないんだけど、何か注意点とかあるの?安全面は当たり前として、木としての注意点とか。

プロ(父)
アクが出る!ウリン(木材の種類)は雨に濡れるとアクが出て、カット中に地面が汚れたり色がついたりして大変~。おがくずは特に注意だね。

アドバイス その5
電動丸ノコを使う場合木材から出るアクに注意。

木材を塗装

木材を塗装

ウッドデッキは屋外にあるので、雨風にさらされて紫外線をよく浴びます。シロアリの被害にもあう可能性があるので、はっ水・耐久性・紫外線カット・防カビなどの効果がある塗料を塗っておきましょう。

特に、完成後なかなか塗り直せない部分(床板の裏面・根太・支柱)を中心に。塗る前は、塗装面の汚れ落とし・掃除・ヤスリがけが必要です。塗る部分以外に塗料がつかないようにマスキングテープなどを使って養生(マスキング)することも必要。

上手に塗装するには、晴れた日・塗料のかくはん(缶を開けてよくかき混ぜる)・キレイな道具を使うのがポイントです。塗料の残りはしっかりフタを閉めて直射日光を避けて保存しましょう。

わたし
木の切り口が【水を吸い込みやすい=腐りやすい】っていう記事があるけど、実際はどう?

プロ(父)
切り口関係なく、かならず腐っていく。長持ちさせたいなら、毎年1回全体的にまんべんなく塗り直しが必要だよ。

アドバイス その6
天然木は、毎年1回は塗り直さないと腐る可能性大。

ウッドデッキの作り方~施工~

図面・材料・道具がそろったら、いよいよ施工開始です!準備したものを持ってウッドデッキを建てたい場所へレッツゴー!

基礎作り(土台・根太・柱)

ウッドデッキDIYでもっとも難しい基礎作り。でも、とても重要な工程です。大まかな流れは以下のとおり。詳しくはコチラの方法を参考にしてみてくださいね。

  • 工程1:まずは家側の基準を決める。
  • 工程2:家側の基準となる1列に基礎石とポストを取り付ける。
  • 工程3:外枠の根太を基準の1列に固定し、外枠を作る。
  • 工程4:内側の根太を張り、残りの基礎石ポストを取り付ける。
  • 工程5:大引2本を取り付け、基礎の完成!

引用元:株式会社リーベ
引用日:2017年10月10日

わたし
作り方って、これがメジャーらしいんだけど合ってる?

プロ(父)
作り方としては合ってるよ〜。

わたし
でも一回作ると、床板は張り替えできたとしても基礎部分って難しくない?

プロ(父)
その通り!だからこそ、大引・根太・束柱はしっかりと固めた方がいいね。DIYで作る場合も【やり直し】なんてことがないように注意しないと。

アドバイス その7
基礎部分はやり直しが効かないと思え。

床板張り

床板張り

ウッドデッキ作成でもっとも楽しいのが床板張り。基礎作りよりも簡単で、ウッドデッキの姿が少しずつ見えてくる作業です。

床板は、きっちり詰めて敷いていくのではなく3~5mm間隔を空けていくのがポイント。これは水はけ・通気性を良くして腐りにくくするためです。反対に、間隔が大きすぎるとつまづいたり物が置けなかったりします。だから3mm〜5mmがベストの隙間。

この隙間は、等間隔&水平になるようにスペーサーを挟みながらビス留め。また、ビス打ちをした部分が均一にうつくしく並ぶように、あらかじめ定規やえんぴつなどで印をつけておくと良いですね。

わたし
ビスって買いてあるけど、どんなビスを使えばいいの?普通に売ってる安めの釘でも大丈夫?

プロ(父)
ビスは錆びないようにステンレス!外構施工なら当たり前のことだよ~。

アドバイス その8
ビスなど金属は錆びにくいステンレス製を使え。

完成!

床板張りが終われば一応完成!端の部分がバラバラで気になる場合は、丸ノコで一気にカットしてやすりをかけます。1つのデザインとして、ステップやフェンスもつけられたらいいですね。

ウッドデッキを長持ちさせるには?

ウッドデッキは屋外にあるので、雨・風・雪・紫外線・ゴミなどの影響を受けます。色あせるので定期的に塗装し直したり、ゴミがたまるのでホウキや雑巾などでの掃除が必要。天然木は腐っていくため、メンテナンスをしないまま放置しているとビスが取れてウッドデッキが壊れてしまいます。

「頻繁にメンテナンスなんて面倒だ!」という人もいますよね。でも、せっかくの自信作をすぐに腐らせたくはない…。そんなときは、使う材料や作り方を工夫して、ウッドデッキを長持ちさせてあげましょう!

父の話を聞いて、この木材や塗料を使いたいな~と思った商品を見つけたのでご紹介していきますね。

腐りにくい木材を選ぶ

1. Eee-Wood

腐りにくい木材を選ぶ引用元:アートウッド
引用日:2017年10月10日

耐久性の高い木材は、天然木のなかの「ハードウッド」だとご紹介してきましたね。本物の木のぬくもりを感じられるのが特徴です。反対に、樹脂製はプラスチックのようで安っぽさが目立ちます。

しかし、人工木の中にも天然木のような見た目をしているものがあります!

それが、サーロジック株式会社の「Eee-Wood」。Ever(いつまでも長持ち)・Economy(環境にやさしい)・Economical(リーズナブル)の3つをそろえた人工木です。

主原料の1つに合成樹脂(高密度ポリエチレン)が使われていて、天然木よりも腐食・色落ち・シロアリ・ひび割れなどの劣化が起こりにくい仕様。

新聞・雑誌などでも多く取りあげられている注目の商品!本物のウッドデッキが良いけど、防腐塗装や定期的なメンテナンスに自信がない人に向いています。

2. 彩木

木目を本物の天然木から切り出して型取りした、MINO株式会社の「彩木(あやぎ)」シリーズ。唐茶色で30年経っても、ほぼ色褪せしない人工木材です。こちらの記事で詳しく説明しておりますので、よければご覧ください。

効果的に塗料を使う

1. U-OIL(ユーオイル)

効果的に塗料を使う引用元:株式会社シオン
引用日:2017年10月10日

もし、「どうしても天然木を使用したい!塗料で耐久性を上げたい!」という方がいるなら、こちらのU-OIL(ユーオイル)がおすすめ!

木材に塗料を塗るときは、事前にヤスリをかけたり掃除をしたりするのが必要だとお伝えしました。腐食・色落ちなどウッドデッキを長持ちさせるのが目的ですが、ニオイが強かったり素手で触ると肌が荒れたりするような塗料は使いたくないですよね。また、なかなか乾かない・・・など、作業の効率が悪くなるものも極力控えたいものです。

株式会社シオンが販売する「U-OIL(ユーオイル)」は、赤ちゃんが触れても大丈夫だといわれるくらい安全性の高い自然素材の塗料。「木と触れ合える、木をもっと楽しめる」がコンセプトで、低臭・安全・速乾性バツグンの塗りやすいのが特徴です。

さらにうれしいのが、全66色ものカラーがあること。使いやすいだけでなく、さまざまなカラーで自分の作りたいウッドデッキが表現できます。「ブラック」でちょっと黒めのかっこいいデッキや、「ワインレッド」で真っ赤の情熱的なデッキが作れそうですね!

まとめ

今回の質問で、ネットに書かれていることでも知識があればウッドデッキが完成させられるような気がしてきました。実際のプロ(父)のアドバイスをまとめると、全部で8つありました。

  1. DIYでも、DIYだからこそ、図面作製は綿密に。
  2. DIYビギナーなら天然木より樹脂製がおすすめ。
  3. 天然木から樹脂製に張り替える人が多い。
  4. ネットで買う場合は塗料を多めに注文しておく。
  5. 電動丸ノコを使う場合木材から出るアクに注意。
  6. 天然木は、毎年1回は塗り直さないと腐る可能性大。
  7. 基礎部分はやり直しが効かないと思え。
  8. ビスなど金属は錆びにくいステンレス製を使え。

また、この機会にあらためて直接木材に触れたのですが、触ったことで、よりDIYのイメージもつきやすくなりました。

重たい木材や塗料を運んだり切ったりするのは1人では無理そうですが、組み立てるときはとても楽しそう!父、ありがと!

ウッドデッキができると、暮らしの幅が広がります。家の中とつながっているので、飲みものや食べものを運んだりトイレに行ったりするのがラク。ウッドデッキができたら、夫婦で、子供と、友だちと、楽しい時間を過ごしたいと思います。

伊藤 美歩

伊藤 美歩

1989年12月22日生まれ。福井県出身。福井県内で Webライターとして活動中。建材については素人ですが、持ち家に住む子持ち主婦として気づいた家のポイントをご紹介していきます。
伊藤 美歩のプロフィール

こちらの記事もおすすめです。

最近の記事

  1. 2017.11.22
  2. 2017.11.18
  3. 2017.11.16
  4. 2017.11.15
  5. 2017.11.14
  6. 2017.11.13
  7. 2017.11.12
  8. 2017.11.11
  9. 2017.11.10
  10. 2017.11.08