【FRPグレーチング】裸足で歩いても痛くないの!?実際に歩いてみた!
おはようございます。武澤です。
以前「FRPグレーチング」を紹介しました(↓過去記事)。
このように採光目的で戸建住宅の2階吹き抜け床の一部に使われたりするのですが、読者の方から
「裸足で歩いても痛くありませんか?」という疑問の声を頂きました。
たしかに隙間があるのでスリッパならまだしも、裸足だとちょっと痛そうです。
そこで実際どうなのか、今回裸足で歩いてみました。
予備知識 : FRPグレーチングとは?
歩く前にFRPグレーチングをご存知ない方に、特長などを簡単にまとめておきました。さらっと読み飛ばして頂いても結構です。
- 素材 : FRP(樹脂製強化プラスチック)のグレーチング(格子・スノコ)
- 特長 :
①アルミ性グレーチングよりも軽く、鉄よりも強い
②錆びず腐食しにくい(水回りOK)
③採光性・耐光性
④ドリル・ジグソーで穴あけや切断可能
⑤電気絶縁性あり - 種類 : ①マスの目が40mm角×厚み40mm(GS4040) or 25mm(GS4025)
②マスの目が25mm×100mmの長方形 × 厚み25mm(GS2525)
③マスの目が83.3mm角×厚み40mm(GS8040)
- 色 : クリアとグレーが主色だが、日本塗料工業会の見本帳の掲載色も可能
- 耐荷重 : 1㎡あたり350Kgまで(GS4040)
- 耐熱温度 : 130℃。火災等の高温下では燃える
- 最大サイズ : 3007mm×1007mm(いずれも)
- 重量 :
①18.5kg/㎡(GS4040)
②11.6kg/㎡(GS4025)
③11.5kg/㎡(GS2525)
④8.3kg/㎡(GS8040) - よくある施工例 : ベランダの手すり、屋外通路の床材、デッキ・バルコニーの床材、吹き抜け床材、外階段のルーバー、間仕切り
- 販売メーカー : FRPフレーチング.COM、ダイクレ、中部コーポレーションなど
- 価格 : 縦287mm × 横287mm × 厚み250mm・グレー色で約2,000円~
※参考 : FRPグレーチング.COM
さっそく歩いてみた
歩くにあたり本製品を購入。2F吹き抜け床に採用される「GS4040(マス目40mm角×厚み40mm)を500mm角で注文しました。
今回「①裸足」「②靴下」「③スリッパ」の3パターンで歩いてみます。
①裸足
まずは裸足です。歩いた感想は、健康サンダルよりも痛くない感じです。痛いというよりも「足裏を刺激される良い機会」という感じです。マス目の内側に親指が乗るので、つまづくことは少ないと思います。ジャンプすると痛いです。
実際に歩いている時の表情をカットしてみました。痛くはないけど痛くないわけでもない、なんともいえない感じがうまく出ていると思います。
②靴下
次は靴下で歩きました。歩いた感想は裸足よりも痛くないです(そのまんまですいません笑)。つま先立ちすると痛いですし、ジャンプするとやはりまだ痛いです。
こちらも靴下で歩いている時の表情です。さっきよりも安心していることが伝わってきます。
③スリッパ
最後はスリッパ。デッキ床に使う場合がありますから試してみます。
さっきと違い、安心しきって若干調子にのってる様子が伝わります。
3つ歩き比べた感想 : 見た目はスカスカだけど、言うてもそこまで気にならない
隙間からいろいろ落としてみた
ところで、すき間から物が落ちないかも気になりませんか?試しにいろいろと落としてみました。
①ウルトラマンのソフビ人形
お子さんがFRPグレーチングの上で遊ぶ場合も当然想定されます。その場合おもちゃが落ちないか心配です。例えばウルトラセブンの場合、このように挟まり落ちることはありません。1Fリビングでくつろぐご家族も頭上からのウルトラキックに見舞われることもありません。
②ボールペン
③洗濯バサミ
室外バルコニーやテラス床につかう場合を想定し、洗濯バサミを落としてみます。結果は動画をご覧ください。
解決方法 : ポリカーボネート板を敷けばOK
どうしても気になる方は、このようにポリカーボネートの板を敷けば解決できます。
接着方法はこのように専用両面テープを長辺一方向のすべての上面に貼ります。
実際にやってみるとこんな感じです。
表面側のテープもめくり、ポリ板をかぶせます。1人だと置くときズレるので2人以上がおすすめ。
でき上がりました!
両面テープは意外と強力で、ポリ板部分だけ持ち上げてもFRPグレーチングは外れません。
歩いてみた感想ですが、ストッキング履いたままだと滑ります。ゆっくり歩くことはできますが、早足は気を付けてください。
またふつうの靴下の場合はそこまで気にする必要はありませんが、その場で回転できる滑りやすさです。
水で濡らすと滑る!
水でぬれた場合、スリッパだとかなり滑ります。板が水分を吸収し反るケースも。屋外施工(デッキ、バルコニー、ベランダ床など)は雨でぬれるためおすすめできません。
ただ室内では採光効果も高く階段床など光を取り入れにくい場所で活躍できそうです。別記事で屋内での施工写真も紹介していますのでよければご覧ください(屋内専用品)。