【アパートの空室対策にも】無垢材リノベーションの施工事例 ~with 飛騨五木~
無垢リノベーションは人気ですよね。ですが実際のところ
・どんな木材を使うと、どんな感じになるのか
・Beforeはどんな感じなのか
って意外とよくわかりません…。
そこで今回は実際の無垢材リノベーションの施工事例2つをBefore & After形式でみていきたいと思います。
特に、入居者の空室に困っている賃貸物件オーナー、戸建て住宅にお住まいで無垢材のリフォーム・リノベーションを検討中の方にはお役立ち頂ける内容ですよ~。
1. 家賃2.3万円→3.5万円(1.2万円UP)の事例
1つめは岐阜市の賃貸マンション。もともと家賃2.3万円で空室だったお部屋の事例です。
1-1. Before(施工前)
施工前はこんな感じのお部屋でした。いかにも「学生マンション」という感じですね~。
1-2. Middle(施工中)
そんなお部屋ですが、クレーンで飛騨五木の無垢床材(杉)を窓から搬入し、
1-3. After(施工後)
建具にも無垢が使われています。よくみると建具側面には壁がなく、隠す収納から魅せる収納としても楽しめそうです♪
【リノベ内容】
- 床 : 杉の無垢材
- 収納建具 : 杉の無垢材
- 壁 : 珪藻土の塗り壁
- 参考価格 : 約598,000円~(1K : 20㎡、無垢建具1つの場合)
家賃は2.3万円から3.5万円(1.2万円UP)となり満室だそう。壁は珪藻土なので調湿対策・シックハウス対策効果もありますね~。
ちなみに調湿について詳しく知りたい場合はこちらの記事で解説しています。
2. 家賃6.5万円→9.0万円(2.5万円UP)の事例
次は京都府京都市の賃貸マンションです。家賃6.5万円で空室だったこちらのお部屋。
2-1. Before(施工前)
玄関からキッチン周りはこんな感じ。1DKのお部屋です。暗いですね~。
部屋奥はこんな感じ。さっきよりは明るくなりますが、袖壁もあって部屋全体としてはやはり暗め…。
2-2. Middle(施工中)
2-3. After(施工後)
明るいお部屋に生まれ変わりました♪DK(ダイニングキッチン)と奥の小部屋の仕切りにあった袖壁を取っ払い、無垢の移動式室内仕切りを設置。採光用のスリットもあるので窓から差し込む日光も、DKまで届くようになりましたね。
床材は欅(けやき)を使い、壁にはたくさんの収納スペースを設けました。家賃は9万円(2.5万円UP)となりましたが、こちらも現在満室だそう。
トイレの壁にも無垢材が使われています。部屋全体の統一感がグッと増し、見逃せないポイントですね~。
【リノベ内容】
- 床 : 欅の無垢材
- 収納建具 : 杉の無垢材
- 壁 : 珪藻土クロス
- 参考価格 : 498,000円~(1K : 20㎡、無垢建具1本の場合)
なお現在こちらのお部屋は賃貸ではなく売買物件となっており、こちらは売約済みです。
今回使用した飛騨五木の産地である飛騨地方では、建具職人もしのぎを削っています。昔ながらの伝統技術に加え、現代に合ったデザインを加え、オリジナルの家具を提供しています。
今回使われた「飛騨五木(ひだごぼく)」とは?
今回使われた木材は飛騨五木。全5種類あり、内訳は次のようになっています。
- ヒノキ(桧)
- スギ(杉)
- ケヤキ(欅 : 木目に特徴があり、個性豊かで相撲部屋の看板にも使われています)
- クリ(栗 : 縄文時代から人の手で植えられてきて、腐りにくく耐久性が高いので、家の土台や水回りにも使います)
- ヒメコマツ(姫小松 : アカマツやクロマツに比べ、癖が少なく適度な脂分もあり粘り気もある)
岐阜県高山市が産地であり、市の93%を占める日本一の森林面積は235,000ha(大阪府とほぼ同じ)。古くからの木材調達地のひとつで「飛騨の匠」と呼ばれる建築・木工建具の技術集団が生まれています。
今回のリノベーションを手掛け飛騨五木株式会社(材料提供)&井上工務店(施工)は飛騨の地で愛されてきた飛騨五木を流通させることで、飛騨の森の再生と人(技術)の育成を行っています。
飛騨五木goboc|地域で愛され、旅する五木
http://goboc.jp/
飛騨高山 株式会社井上工務店|飛騨五木と飛騨の匠美がつくる家
http://inouekoumuten.co.jp/
この建材のポイント
オススメなのは? | 空室に困っている賃貸アパートオーナー、大家さん |
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一番の強みは? | オリジナル建具も含め、リノベ・リフォームできる |
施工の強みは? | 素材(飛騨五木)を知り尽くした地場工務店による施工 |