寒さ対策はコレでばっちり!断熱ブラインド特集
家の中でも肌寒くなってくるこの季節。
- 朝起きたらなんだか寒い
- 家の中でも厚着していないと風邪ひいちゃいそう
- でも暖房付けると電気代もかかるし…
- 手軽に寒さ対策できるものないかな?
なんて考えている方も多いのでは?
私が住む福井県も先日、季節外れの台風がきてからなんだか一気に寒くなった気が。冬は寝室で暖房を使うのですが、電気代が心配です…。
電気代を削減しながら防寒対策ができる製品はないかな?と探してみたところ、おもしろオシャレなものが!
それが、断熱ブラインド。取り付けるだけだし電気代ゼロでいいかも!
でも、断熱ブラインドと一言で言っても種類がたくさん。どのメーカーのものがいいのかハッキリわかりません。
そこで、今回はさまざまなメーカーの製品をポイントごとに調べてみました!
まずは、おさらい!断熱ブラインドのステキな役割
ブラインドと聞くと思い出すのが、学校や会社などで使用されているアルミ製のもの。緑色の薄いアルミ板が等間隔に並んでいるものをイメージされる方が多いのでは?
ガチャガチャっと片付けて変な折り目をつけてしまった人も…。
しかし、断熱ブラインドというのは学校や会社などにある普通のブラインドとは違って、「すきま」がありません。
「すきま」を無くすことで窓からの冷気を防ぎ、部屋の中を暖かく保ってくれるんです。
最大の特徴は「ハニカム構造」
数ある断熱ブラインドの共通点は「ハニカム構造」。ブラインドを横から見ると空洞があって、六角形が縦につながっています。まるで”蜂の巣”のように見えることから「ハニカム(honeycomb)」と名付けられたとか。6角形の中にある空気が、室内と室外の空気を遮断。その結果、断熱効果が生まれて室内の温度を保ってくれます。
そもそも、家の中でもっとも熱の出入りが多いのは「窓」です。冬は、家の中で温めた空気が窓を通して外へ逃げやすく、熱損失の約半分が窓を占めます。家の中でぬくぬくと過ごしたい!電気代を節約したい!と感じたら窓の高断熱化を狙うとGOOD。断熱ブラインドには色や形なんかも色々あるので部屋の雰囲気もステキに仕上がります。
参照元 : P.V.ソーラーハウス協会
参照日 : 2017年10月30日
窓の目隠しにも最適
外から家の中が見えないように、とカーテンやロールスクリーンを設置している方は多いでしょう。
カーテンはレールから外して洗濯ができるので比較的清潔に保ちやすいですし、価格もリーズナブル。レースとドレープの2つ使いで、昼間は目隠しをしつつ室内に光も取り込めます。でも、窓枠からはみ出ているので邪魔になることが多々。ゆらゆら揺れて固定できないので、子供がぶら下がって遊ぶ可能性もあります。
ロールスクリーンは、ひだがなく一面が平らなので見た目がシンプル。窓まわりがスッキリします。でも、昼間の光を取り入れたい場合、カーテンでいうレースのような素材は少なく「光を取り込みながら目隠しもしたい」という希望を叶えるのは難しいもの。下すか下ろさないかの2択なので、「網戸にして風だけ通したい」という窓の使い方もできません。
その点、断熱ブラインドはカーテンのように洗濯機で洗うことはできませんが、窓枠に固定して取り付けるため不安定に揺れることはありません。
また、高さ調整用コードが空気層に内蔵されている製品もあり、小さなお子様がいる家庭でもひっぱたりぶらさがったりすることがないので安心。コードのすき間による外からの光漏れも防げます。
高さを調整できる商品もあるので、昼間は目線の高さだけを隠して、夜は全面を隠すなんて使い方もできちゃいます。
高い断熱性能で省エネ!
エアコン(冷房・暖房)や石油・ガスファンヒーターなどは、最近の高気密・高断熱住宅こそ効率的に使えるようになりましたが、それでも初期費用+光熱費が必要。
一方、断熱ブラインドは初期費用(家1棟で約300,000円)のみで、夏は家の中を涼しく、冬は暖かくしてくれます。
もちろん、家の中で快適に過ごすにはエアコンなどが必要。そして、さらに断熱ブラインドを設置すればエアコンを効率的に稼働でき、電気代の節約に1役かってくれます。環境にもやさしいですね。
製品一覧~それぞれの特徴まとめ~
それでは、断熱ブラインド各社の特徴をご紹介します。各社いろいろな商品を販売していますが、気になるのは「熱貫流率」。しかし、それ以外に素材やデザインも気になります。
ハニカム構造・断熱ブラインド《aSsu・明日》|P.V.ソーラーハウス協会
ハニカム構造・断熱ブラインド《ハニカム aSsu》特設ページ
- 空気層がダブル・シングルの2タイプ。ダブルの方がより高断熱性能をもっている。
- オーダーメイドなので自宅の窓枠にピッタリなものがつけられる。
- 生地は採光(光を取り入れる)・遮光(光を取り入れない)・防炎(防炎加工)の3種類。いずれも吸湿給水性が少なく、防腐性に優れる。
- コードタイプ、上下コードタイプ、ループコードの3タイプ。
◆熱貫流率 : 樹脂サッシペアA12mm : 1.62W/㎡・K
◆価格 : 20,600円(税抜)*ダブルハニカム・採光・コードタイプ・高さ1201~1400mm×幅801~1000mmの場合
ハニカム・サーモスクリーン|セイキグループ
- 空気層が二重(ダブル・ハニカム構造)になっている。
- 耐熱性があり、吸湿・吸水性が少ない。
- 防腐性に優れているので、カビ・虫・バクテリアに強い
- 紫外線(UV)を90%カットして家具・床の日焼けを防ぐ。
- 生地は、採光・防炎採光・遮光タイプの3種類。
- ループコードタイプ・障子タイプなど9種類のデザインから選べる。
◆熱貫流率 : 樹脂サッシペアガラスA12 : 1.66W/㎡・K
◆価格 : HP・カタログ記載なし
ハニカムブラインド|株式会社サイバーレップス
- ハニカム構造で自分で組み立てて取り付けるタイプ。
- 完全オーダー品で1週間で出荷。
- チェーンの取付位置が決められる(左右)。
- 生地は難燃性不織布(優れた難燃性を実現させた新しいい不織布のEcoシールド)。
燃え広がりにくい。有毒ガスが出ない
◆熱貫流率 : ペアガラス : 2.10W/㎡・K
◆価格 : 19,040円(税込)*高さ1200mm×幅900mmの場合
ハニカムスクリーン レフィーナ|株式会社ニチベイ
- D型の空気層で、生地重量がかかっても形状の変化が少なく、プリーツラインを保つ。
- 昇降コードは中間層にあるのでコード穴がない。見た目がスッキリ&光漏れなし。
- プリーツの大きさが2種類ある(レフィーナ25・レフィーナ45)。
- 生地はココン(不透明・防炎/非防炎)オストル(遮光・防炎/非防炎)シェビエ(シースルー・非防炎)みなもⅡ(プリーツシースルー・防炎)の4種類。
- ツインスタイル(上記写真)では生地の組み合わせが可能。シースルー生地と不透明・遮光生地を上下に配置して光が調節できる。
- 断熱と遮光に効果を発揮する「フレーム」を用意。(オプション)
◆熱貫流率 : ペアガラスA6とアルミ樹脂複合サッシ : 1.7~2.0W/㎡・K
◆価格 : 35,700円(税抜) *ココン(非防炎) シングルスタイル コード式 高さ101~140cm×幅81~120cmの場合
HOPPVALS断熱ブラインド|イケア
参照元 : イケア・ジャパン株式会社
参照日 : 2017年10月30日
- イケア(世界28カ国348のイケアストアを運営している家具ブランド)のオリジナル商品
- 自分で組み立てて取り付けるタイプ。
- コードはブラインド本体に内臓されているので見た目がスッキリ。光漏れなし。
- 遮光効果がある。
◆価格 : 4,499円(税込)*ホワイト・長さ155cm×幅100cmの場合
まとめ : どんな違いがあるの?
さまざまな製品を見てきて感じたのが、断熱ブラインドは「ハニカム構造」で「寒さ・暑さに強い」ということ。色や形に違いはあれど、どれも似たような性能の製品なのかな~と思っていました。
でも、生地(採光・遮光)やプリーツの大きさ、コードの見え隠れなど使う場所や環境によって最適なものが選べるのがうれしいポイント。同じ条件(サッシ)で熱貫流率の値に違いがあるのにも着目です。
環境にやさしい省エネ効果が期待できる断熱ブラインド。寒い冬を乗り越えるために必要なアイテムの1つだといえるのではないでしょうか。