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【比較】フロアコーティング会社はどう選べばいい?実際に電話してみた。

【比較検証】フロアコーティング会社はどう選べばいいの?実際に電話してわかった3つのポイント

こんな人におすすめの記事です。

  • リフォームして新しい床になった。その床に傷を付けたくない人
  • 床に油物やジュースをこぼして、シミにしたくない人

こんにちは。ワックスがかけられた廊下を見ると滑りたくなる、Mr.Tボーンです。築50年の我が家には祖母が住んでおり、台所でご飯を作ります。料理は居間まで運んで食べるのですが、その行き来をするときに台所のフローリングでちょっと滑ることがあります。

流しの水が飛んで床が濡れると、そこで滑ることも。私でもたまに滑るときがあり、高齢者となると一度の転倒で寝たきりになることもあり、気掛かりなところです。

また親戚の小学1年生が遊びに来と、走り回ったり飛び跳ねたりして遊びます。私も楽しいので別に構わないのですが、滑って転んだり床が傷ついたりするのはできれば避けたいです。

「フローリングの滑りを抑えて、保護もできる方法はないか」と、漠然と考えていたときに、折しも「フロアコーティング」の記事を書いたことで、自分の家でもやってみたいと興味を持ち始めました。

試しにGoogleで「フロアコーティング」と検索してみると、多くの会社が出てきます。せっかくならば比較検討し、納得して選びたいという気持ちに。

そこで今回は一般のお客様の立場として、フロアコーティング各社に電話して聞いてみました。

施工会社はたくさん。どれを選べばいいの?

フロアコーティングの施工会社はたくさん。どれを選べばいいの?
最初に「フロアコーティング 会社」で検索してみました。すると会社HPや比較サイトが幾つも出てきて、目に付いただけでも20以上の施工会社がありました。

正直、どれを選べばいいのか分かりません。とりあえず上位の検索結果から調べてゆくと、フロアコーティング比較ナビというサイトに「フロアコーティングの基礎知識」というコンテンツがありました。そこには業者の選び方が詳しく書かれており、結論から言えば「実際に問い合わせてみることが確実」だそうです。

そこで私は一般のお施主の立場に立って、自分の携帯電話から各社に問い合わせました。建材ダイジェスト編集部として質問しても良かったのですが、お客としての方がリアルなやり取りができると考えたからです。

電話してわかったこと① 会社ごとに施工エリアが決まっている

フロアコーティングは会社ごとに施工エリアが決まっている。

20社全てに電話するのは非常に大変。そこで電話をかける会社を、「Webサイトに料金表が載っている」という条件で絞り込みました。値段が明示されている会社の方がやり取りもスムーズになると考えたからです。

手始めに1社目に電話してみました。

Tボーン
福井県に住んでるんですけど
オペレーター
申し訳ありません。当社は福井県での施工は行っておりません

終了。考えてみれば当たり前ですが、会社によっては施工できないエリアがあります。この20社のサイトを見直すと、首都圏など地域が限られているところもありました。

そこで改めて「福井県で施工可能である」会社を選び直すと、6社にまで絞り込めました。

わかったこと①
施工地域が会社によって限られている。

電話してわかったこと② フロアコーティングは大きく4種類

各社サイトには、数種類のコーティングサービスが載っています。それぞれ商品名が異なっているのですが、大きく分類するとそれらは4種類にまとめられます。

  1. ガラスコーティング
  2. シリコンコーティング
  3. ウレタンコーティング
  4. UVコーティング

これらの違いを、先程のフロアコーティング比較ナビを参考にしてまとめました。

種類 取扱業者の数 施工期間 値段(円/㎡) 硬度 光沢 耐用年数(目安)
ガラス 多い 2~3日 3500~ 9H 少ない 20年
ウレタン 減少傾向 3000~ 3H 3~10年
シリコン 1500~ 4H 普通 10~20年
UV 少ない 1日 3990~ 5H 強いor少ない 20年以上
コーティング剤の違い

※数字が大きいほど硬い。

注目すべきポイントは施工期間。ガラス・ウレタン・シリコンの3種類は施工に2日以上かかるため、リフォームにはあまり向きません。

施工期間が違う理由はコーティング剤の乾燥時間が違うため。UVコーティングは紫外線を照射させて素早く乾かすため、施工したその日の内に歩けます。

わかったこと②
コーティングの種類は大きく4つ。

電話してわかったこと③ 30㎡以上という縛りがあった

フロアコーティングには最低30㎡という縛りがあった

実際に電話で問い合わせたのは次の6社。

  1. マイスターコーティング
  2. エコプロコート
  3. COLOR
  4. FSSコート
  5. S-STYLE.com
  6. ハートフルコート

これらの会社に以下の質問をしました。

<質問項目>

  1. 施工可能エリア
  2. 価格
  3. おすすめのコーティング種類
  4. 保証期間
  5. 塗料の安全性 (有害物質を含んでいないか)

なお、施工場所は次の設定です。

<施工場所>

  • 福井県にある築30年の一戸建て
  • ダイニングキッチンの床6畳

調査結果

下の表が、各社に電話した結果です。

【福井県で築30年の戸建て住宅 (入居中) の場合】

会社名 福井で施工可能か 価格(円) 最低受付㎡数 お勧めコーティング 保証期間※1 安全性 電話対応(10点満点)
マイスターコーティング 水性:171,000
油性:204,000 ※2
30㎡ UV 5年 舐めても大丈夫 10
エコプロコート 約150,000 20年 8
COLOR 140,000~150,000 30年 9
FSSコーティング ポイント施工:基本料金78,000+5,500/㎡

一式施工:125,000

Gコート(シリコン) 10年 9
S-STYLE.com × ※3
ハートフルコート ×
フロアコーティング施工会社の比較表

※1 施工を原因とする剥がれ、変色、傷などを無償で直してもらえる期間。
※2 水性は施工後のメンテナンスがしやすいタイプ。油性は耐久性が高く、施工後は基本的にいじりません。
※3 新築のみの扱いです。

意外だったのは、最低受付㎡数が30㎡である会社が多かったこと。マイスターコーティング、エコプロコート、COLORの3社は30㎡からの値段です。30㎡未満の場合でも同じ料金になります。

私の家だと10㎡ (6畳) なので、このままだと損。オペレーターからは「複数個所の床を合わせて30㎡に近づけた方が良いですよ」と言われました。おそらくこの「30㎡」というのが、業界の標準なのでしょう。(FSSコーティングについては後述します)

わかったこと③
30㎡以上から受付ける会社が多い。

各社とのやり取り

各社と電話でやり取りする中で、興味深い情報が聞けた4社についてご紹介します。

マイスターコーティング

マイスターコーティング
サイトはこちら

  • UVコーティングの場合、8割方の施工業者は床を削ってコーティング剤を浸透しやすくする。そのため新築には好まれないケースが多い。しかし当社ではプライマー (接着剤) を独自開発しており、床を削らなくても施工できる。
  • 保証期間は5年で、施工を原因とする変色や異臭、剥がれなどに無償で対応。
  • ただし施主責任の傷でも、現場確認 (無料) して「これくらいなら今回は無償で直しますよ」という場合も。

エコプロコート

エコプロコート
サイトはこちら

  • 当社ではUVコーティングを主に扱っており、「標準」「ペット対応」「光沢を抑えたタイプ」の3種類ある。
  • 床材によっては施工できないものがある。木目調は大丈夫だが、石目や無垢材は液剤が浸透しないので、基本的にできない。
  • 実績に自信がある。会社を選ぶ際「1年間はどんな傷も無償で直します」といった謳い文句を書いているところには注意した方がいい。自動車メーカーで「1年間は車をぶつけても無料で直します」というところが無いのと同じで、怪しいと見るべき。

COLOR

COLOR
サイトはこちら

  • 当社が入居中の住宅に行うのはUVコーティングのみ。ガラスコーティングは新築用で、床に傷があったりすると綺麗に仕上がらない。

FSSコート

FSSコート
サイトはこちら

  • 価格は平米単価の「ポイント施工」と、20畳の「一式施工」の2種類がある。6畳だとポイント施工の方が良いと思われるかもしれないが、福井県までの出張費などを含めると、実はどちらも変わらない。
  • 床板表面(面材)が剥がれていると、コーティング剤を塗ったときにムラができる。Tボーン宅のような地元の大工による一戸建てだと、床にウレタンを塗っているケースが多い。これを剥がすのが難しい。そのため床を張り替えるか上張り(既存の床の上に床材を重ねる)して、それからコーティングした方が良い。

以上が電話調査の結果です。いずれにせよ、正確な見積りは現地調査をしなければ分かりません。ただし先方としては出張コストもかかるので、契約を前提とした現地調査にしたい会社もあるようです。

会社の事情としては分かりますが、私としてはできるだけ後悔したくないので、複数の会社に現地調査してもらって見積りを比較したいです。値段だけでなく、スタッフの人柄なども見て判断したいですから。

ちなみに私の場合、福井県にお店があるマイスターコーティングに頼もうと思います。

まとめ : 最短で会社を絞り込む手順は?

今回の電話調査で分かったことは3つです。

  1. 会社ごとに施工エリアが決まっている
  2. フロアコーティングの種類は大きく4つ
  3. 最低30㎡という縛りがあった

最初にして最大のポイントは、対象物件が施工対応エリア内かどうかを確認すること。ほとんどのホームページには対応エリアが載っています。Google検索時には「フロアコーティング ○○県」と調べ始めることをお勧めします。

対応できる場合は、電話やメールで実際に問い合わせて、以下の点を伝えるとスムーズです。

  1. 施工したい㎡数
  2. 現地調査は無料なのか聞く。(理由 : 契約前提の調査になるケースもあるため)
  3. 保証はどのような内容か聞く。(理由 : 各社のサービスや強み・特徴がとても分かるため)

全体を通して、私としては小面積にも対応したサービスがあると非常に嬉しいと思いました。

建材ダイジェスト 編集部

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