瓦の廃材を5分の1まで抑えられる。そう、新東のシステム瓦ならね。
現場で出た廃材の処分費用、意外と馬鹿に出来ない金額ですよね。
廃材そのものの量を減らせれば処分費用も減らせて助かる。
廃材が出るような工程を減らせれば工期も短く出来る。
そんな願いを叶える商品として、「CERAM-F FLAT」がありましたのでご紹介したいと思います。
元興寺では飛鳥時代の瓦が現存!
「防水性、断熱性、耐風性、耐久性」などいろいろある瓦の長所、安全性は実証されている。
創業53年の新東株式会社の営業さんの言葉ですが、実際「築何百年」の家が多数あることからそれは本当だと思えますね。
現在日本最古とされるのは「元興寺」さんの飛鳥時代のものだそうです。
「CERAM-F FLAT」では「システム工法」というものを採用しており、屋根の谷部分用の瓦である「谷瓦」があります。
他にも「廻り隅瓦」、「袖瓦」の役瓦があり、これらを使うことで現場での加工を省略することが出来ます。
現場での加工を省略できるので廃材が従来の5分の1で済む、ということだそうです。
屋根の上の足場が悪い状態での加工を省略できれば安全で施工時間も短縮になりますね。
もうひとつ特徴として、マーブルブラック40は一般的な化粧スレート/黒との比較で近赤外線反射率が約8倍の40%、表面温度差については約22℃低下するという結果が確認できました。
また、一般的な陶器瓦/黒と比較した場合、近赤外線反射率は約2倍、瓦表面温度については約11℃低下することから、瓦一体型太陽光発電の温度上昇による発電効率低下を抑制します。
瓦表面の凹凸を無くし、シャープでシンプルであることと、システム工法が認められ2013年に「グッドデザイン賞」を取得したそうです。
また防災瓦として特許(第3502309号)も取得されていました。
さて、瓦で廃材が出る、というイメージがまったく無かったので、少し調べてみました。
新東さんも加盟している愛知県陶器瓦工業組合では瓦のリサイクルに取り組んでおり、生産工場で発生する規格外の瓦を受け入れた量が公開されていました。
それによると21年度に受け入れた量は「65,887トン」。
「CERAM-F FLAT」の平米当たりの重量が「44kg」で、100m2(30坪)だと約4トン。
軽自動車で言うと6台分くらいでしょうか?
受け入れた規格外瓦の量を軽自動車換算すると、約94124台分。
数が多すぎて訳が分かりませんが、上の写真のばら積み貨物船だと貨物室をいっぱいにしてさらに1万トンほど余る感じです。
それほどの量の瓦をリサイクルしているとは知りませんでした。
規格外の瓦をリサイクルして現場でも廃材を減らす「CERAM-F FLAT」はとってもエコなんですね。
CERAM-F FLAT 仕様
全長 | 348mm |
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全幅 | 343mm |
働き長 | 280mm |
働き幅 | 306mm |
重量 | 3.7kg |
m2当たりの必要枚数 | 12枚 |
m2当たりの重量 | 44kg |
吸水率 | 6%前後 |
カラー |
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新東株式会社 陶器瓦 セラムシリーズ → http://www.shintokawara.co.jp/product/04/index.php
この建材のポイント
オススメなのは? | 美しい仕上がりの屋根にしたい人 |
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一番の強みは? | 赤外線反射率が40%だから断熱性が高い |
施工の強みは? | 屋根の上で加工せずにすむから素早く安全な施工に |