リビング階段を選ぶヒントに!構造別に6つに分類できるかもしれません
リビング階段のバリエーションは年々増加しています。
「おしゃれなリビング階段を巧みにつかった施工事例15選」記事で施工事例を紹介しましたが、さまざまな種類がありましたよね。
ベストな階段を選ぶにあたり、どんな種類があるか把握しておきたいですよね。
そこで今回はリビング階段の種類を、構造別にまとめました。
お気に入りのリビング階段を見つけ出す第一歩にお役立てください。
予備知識 : 階段の構成パーツを知っておきましょう
階段の予備知識として、次の言葉をおさえておきましょう。
■踏板(ふみいた)
足を乗せる板のこと。先端部分が段鼻(だんはな)。上面部分が踏み面(ふみづら)。■蹴込み板(けこみいた)
立ち上がり部分で引っ込んでいる所のこと。■側桁(がわけた)
踏板や蹴込み板を受ける、階段の両側にある斜めの材。■踏み面(ふみづら)寸法
踏み面の奥行きから段鼻の寸法を除いた寸法。住宅の場合、建築基準法では、15センチ以上。
■蹴上げ(けあげ)寸法
階段の一段分の高さ。住宅の場合、建築基準法では23センチ以下。蹴上げが低く緩やかな階段は昇降も楽ですが、段数も多くなり長い階段になります。引用元 : 種類、スタイル、素材etc. 階段プランニングの注意点
引用日 : 2017年2月3日
リビング階段の種類は大きく6つ!
リビング階段の種類をまとめると大きく次の6つです。
- 側桁(がわけた)階段
- シースルー階段
- 力桁(ちからげた)階段
- 片持ち階段
- 吊り階段
- らせん階段
1. 側桁(がわけた)階段
側桁に踏板と蹴込板を差し込む溝を彫り、両側から挟んで固定する階段です。
一般の住宅でもドラクエでもよくみる階段です。
側桁階段の商品例
引用元 : 杉・桧の無垢階段
引用日 : 2017年2月3日
引用元 : Archi-spec KAIDAN 商品詳細 | Archi-spec KAIDAN [一階と二階を軽やかにつなぐ、オープンスタイルの階段] | 内装建材シリーズ[Archi-spec] | 内装・収納(インテリア) | Panasonic
引用日 : 2017年2月3日
最近では蹴込板がないバージョンも。
光と風をとりこめますしシンプルでかっこいいですね。
また踏板に「ラグラーチェ」を使用すればトップライトから階下まで採光もできます。ラグラーチェについてはこちらの記事をご一読ください。
2. シースルー階段
側桁に踏板をのせたような構造の階段です。
踏板を受け支えるために左右に走る側桁がギザギザに欠き込まれています。
シースルー階段の商品事例
引用元 : NOTOS | 階段・集成材の販売・特殊加工、生産|株式会社タハラ
引用日 : 2017年2月3日
こちらも光と風をとりこめ、部屋が明るく生まれ変わりますね。
シースルー階段の建材商品を詳しく知りたい方はこちらの記事もご一読ください。
3. 力桁(ちからげた)階段
いわば、ささら桁階段の側桁1本バージョンです。
ささら桁階段は左右両側に側桁が走るのに対し、力桁階段は真ん中に1本だけ側桁が走る構造となっています。
1本でしっかり支える分、側桁幅は太くなっているのが特徴です。
力桁階段の商品事例
引用元 : デザイン階段・オープン階段の決定版!ワンビーム|オシャレな木製デザイン階段
引用日 : 2017年2月3日
手すりやルーバーをつけることで、安心感も増します。
階段裏を収納として使っています。
4. 片持ち階段
踏板を壁に突き刺した階段です。壁には十分な強度が必要です。
シンプルで軽快な印象を受ける階段です。
片持ち階段の商品事例
引用元 : UNI-CANTI
引用日 : 2017年2月3日
踏板内にスチールで補強しており、こう見えても250Kgの荷重に耐えられます。
飛び跳ねてみたいけどもちょっとこわい気もしつつ、でも試してみたい!!(笑)
片持ち階段に興味がある方はこちらの記事もご一読ください。
5. 吊り階段
踏板を上部から伸びるワイヤー等で吊った階段です。
ぐらぐら揺れないか心配です。
吊り階段の施工事例
引用元 : 茅ヶ崎市AR様邸 – 施工例 – 湘南・茅ヶ崎市の注文住宅なら今出川建設
引用日 : 2017年2月3日
鉄筋を上部から吊るした施工事例です。建材商品は見当たりませんでした。
6. らせん階段
踊り場が必要ないため、狭いスペースにも設置できます。
らせん階段の商品事例
引用元 : R series | Systair.jp
引用日 : 2017年2月3日
窓際に伸びるのも素敵です。ワイン片手に下りてみましょう(笑)。
スペース取らないので、個人的に好きです!
室内らせん階段の建材を詳し知りたい方はこちらもぜひご一読ください。
まとめ
ここまでをまとめると、次のようなフローでリビング階段を選ぶといいでしょう。
ポイントは、
- デザインを重視するのか
- 歩きやすさを重視するのか
- 省スペースを重視するのか
です。リビング階段選びのヒントとして、ぜひご自宅のシンボルにもなるような、お気に入りのリビング階段を見つけてください!