ダーク系・ホワイト系にミックス!?3つの表情のフローリング、望造「New Yorker Plus」
目次
「New Yorker Plus」は通常捨てられてしまう幅が5mm以下の端材を使って、木目ではなく木の濃淡によるデザインをされたフローリングです。
株式会社 望造|BO & CO
http://www.bouzou.co.jp/products/
3つの表情がある「New Yorker Plus」
色の違いと、使われている木の違いで3種類あります。
1. White Oak
一番人気のWhite Oakがこちら。
明るく軽い印象で、人が集まるリビングに多く使われます。
2. Smoked Oak
薫製(くんせい)処理され濃い色となったSmoked Oakがこちら。
落ち着いた印象になるので、リラックスしたい寝室・集中したい書斎で多く使われます。
3. Cocktail
オークの他にチェリーなど、14種類の木が混ぜられているのがCocktailです。数種類のお酒・果汁が混ぜられるアルコール飲料のように、14種類の木が混ぜられているからこの名前がつきました。
こちらはホテルの客室・幼稚園・イタリアンレストランに使われています。カラフルで目に楽しいデザインなので、個人宅より店舗で多く使われます。
端材を使ったECOなフローリング
5mm以下の細い木材が使われているのは、端材の有効活用が理由です。無垢フローリングは丸太から板を切り出して作られます。ですが1枚板の大きさにできない部分の端材は捨てられていました。7〜8年前に発売された商品で、当時は「ECOだから」という理由で選ばれていました。
「New Yorker Plus」はお手入れ要らず!?
もともとは店舗向けとして作られていた
通常のフローリングの場合、普段は乾拭きし半年に一度はワックスがけが必要です。ワックスにより木材表面に膜を張り、汚れ・キズから木材を守るためです。普段歩く際の摩擦で膜が無くなるのが約半年なんですね。
その点「New Yorker Plus」は7層コーティングの膜で、高い耐久性があります。製作した株式会社望造はショップデザインも手がけており、もともとは店舗向け商品として開発されたからです。土足で歩く場所での使用を想定し、塗装の上塗りを繰り返して7層にしています。
塗料にはUVワックスを使っていて表面が硬く、耐久性があるのでワックスがけが不要です。普段のお手入れは固く絞った雑巾での水拭きで十分。現在は店舗での使用から、個人宅やマンションリフォームでの使用に広がっています。
表面が固く、傷がつきにくい
「New Yorker Plus」は7層コーティングにより、通常のフローリングより硬い表面です。フローリング表面の硬さは通常、鉛筆の芯の硬さであるBから9Hで表されます。通常の通常のフローリングはBの硬さですが、「New Yorker Plus」は2Hの硬さです。
「New Yorker Plus」を施工する際の注意点
通常の捨て張り工法です。フローリングの下に合板があり、合板の下に根太(床板を支えるための横木)がある状態ですね。
なお「New Yorker Plus」は床暖房に対応しています。施工の際は床暖房パネルと「New Yorker Plus」の間にベニヤ板を挟みます。
「New Yorker Plus」の価格
サイズは幅180mm×長さランダムで、厚さは14mmです。定価11,000円で、在庫があればすぐに納品してくれます。
まとめ
一般的なフローリングとは違ったデザインで、オークの色味による高級感もあります。床にこだわりがあり、部屋全体のデザインに統一性を持たせたいならピッタリですね。
「New Yorker Plus」特徴のまとめ
- 通常ならフローリングとして使われない細い木を使ったデザイン(画像は左から「White Oak」「Cocktail」「Smoked Oak」)
- 7層コーティングでワックス掛け不要
この建材のポイント
オススメなのは? | 部屋全体のデザインを統一する、トータルデザインをしたい人 |
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一番の強みは? | 5mm以下の細い木を使った、木目に頼らないデザイン |
施工の強みは? | 通常のフローリングと同じ、捨て張り工法でOK |