【コーカイ日誌 : 第18話】2階こども部屋の窓枠手摺、最初から付けとけばよかった…。
おはようございます。武澤です。
今回のコーカイ日誌は、結婚後しばらくのアパート暮らし、そして子供が生まれるときには奥さんの実家での同居生活を経て念願のマイホームを建築したKさん宅を訪ねました。
Kさんは現在39歳。奥さまと6歳・3歳・1歳の3人のお子さんとの暮らしは賑やかそのもので毎日が大変だそうですが、その笑顔は充実感にあふれた感じがしてこちらも幸せな気分になりました。
今のところ家にはそう大きな不満はなく「事前打ち合わせをじっくり重ねた結果です」とのこと。
いろいろな事情があり建築する大工さんは決まっていたため、設計士の方に図面を描いてもらうことから家づくりをスタート。プランが出来上がるまでに時間はかかったものの、納得する打ち合わせを何度も重ねて施工に入ったことで、途中のプラン変更もなくスムーズに進みました。
納得している理由の1つに、設計士からの提案もあいまって家族の成長に合わせ間取りや仕上げの形を変えていくと選択したことがあります。写真はNGでしたが、こども部屋の内装や屋根裏部屋・納戸の仕上げといった場所がそうでした。これからの家族成長に合わせてあえて現段階では仕上げず、これからじっくり考えることを楽しむスタイルです。
今回のコーカイ : こども部屋の窓枠手摺(てすり)がない
そんななか、”コーカイ”ということで教えてくれたのが、こども部屋の窓枠手摺が無いことでした。もともと後付けする計画もなく、これは完成後に暮らし始めてから気づいたこと。
まっすぐ2階まで立ち上がった外壁のため、2階窓を開けると少し危ないと感じたとのこと。こども達がもう少し大きくなり活発になったら転落防止のために対応しなければいけないと、今真剣に考えています。
後から比較的簡単にできる内装面と違い、手摺(てすり)の設置は足場を組んだりして費用が掛かるので「後悔といえば後悔ですね」と話してくれました。
今回の気づき : 後からできること、そうでないことの見極めが大切。
家族の成長に合わせた家づくりも1つの選択肢。こども部屋が本当に機能するのは早い子で小学生、遅いと中学生になってからと言うのも実状。それまでは寝室も含め家族みんなで寝たりリビングで宿題したりと流動的になることも多いもの。
それらも考慮したうえで、その都度の希望や予算に応じた検討は効率的かもしれません。しかし、窓枠の危険防止の手摺り設置は後付けできるもののコスト面からもデザイン面からもあまり効率的とはいえないようです。
こどもの成長に応じた手摺設置は最初からでいいのではないか、それでも後付けで充分なのか、しっかりと設計段階で見極めておくことが重要ですね。
ぜひ今後の参考にしてください。
参考 : 今回のお家
家族構成
Kさん(39歳)、奥さん(35歳)、お子さん3人(6歳・3歳・1歳)の5人暮らし。
建物
- 築年数 : 約1年
- 坪数 : 約50坪
- 木造2階建て 在来工法